ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

6/23日 鞍掛山と無名の763m峰 その4:「御殿岩」にある「危険登らないで」という注意書きをどう捉えるか

2013-06-29 06:35:54 | 草花
今回のレポートでは東海自然歩道上に「御殿岩」という岩の露出したところが有り、そこにあった看板の説明ではかつてそこには天神様がお祀りしてあったそうで、そこからこの名前がついたそうです。
でも、もしそうなら「天神岩」という名前のほうがもっと相応しいような気がしますね。
この岩上からの眺めは抜群で、山裾からの高度差は約460mありますが、その間が文字通りの断崖絶壁なのです。
しかし、登り口のところに木の看板で、「危険登らないで」とあります。
善良な市民はこうあれば、まずそれを犯して登ることを強行しないでしょうね。
ところがネット上では皆さんがここに登って得られた景観などを広く流しています。
これは「善良」であるか否かの問題ではなさそうです。
どちらかと言えば「危険だから登らないようにしましょう、しかし、どうしても登りたければ自己責任でどうぞ」・・・・・という意味のようですね。
もしそうだとしたら日本語は難しいというよりも、何か奥歯に物の挟まったような表現方法のような気がしますね。

本当の意味の禁止でしたら、「立ち入り禁止」と謳い、そこに入れないように囲い込んで鍵を掛けて遮断すると徹底しそうですね。

小生は景観を得たいがためにそこに立ち入り、怖い思いをして来ました。

ヤマボウシか? ↓

障子岩の最高所からの眺めが続きます。
眼下に白い花が見えますが、望遠で一杯引き寄せても、それが何の花だかはっきり判りません。ヤマボウシなのでしょうか。



マルバアオダモ ↓

障子岩の最先端について、掴んだ木がこれでした。種になったものをつけたマルバアオダモですね。



ナベワリ ↓

もう15年ほど前になりましょうか、この山の中腹歩きで沢山見たナベワリがすっかり姿を消してしまいました。植林された苗木の杉がすっかり大きく育ち、下生えの草達の生活環境が著しく変化してしまったためですね。中腹でついに見ることの出来なかった草に稜線で出会えました。



稜線の道 ↓

稜線の道は概ね痩せた道なのですが、両脇に木が茂り、恐怖感を感じることなく、涼しく歩いていけます。



安全配慮 ↓ 

さすがは国策の道ですね、こんな立派なものが付けられています。



これも立派な安全装置 ↓

こういうものが付く以前なら、この道は「危険箇所あり!」として敬遠されていたことでしょうね。
痩せた岩の稜線に、このような鉄柵が施されると途端に安心感が出てきます。



宇連山 ↓

木の隙間から宇連山が顔を現しました。



カシワバハグマ ↓

蕾を持ったカシワバハグマが出て来ました。



イワカガミ ↓

このあたりのものはイワカガミのうちでもヒメイワカガミとなるのかもしれません。鋸歯の多少で決めるようですが、ハテサテどちらになるのやら・・・・です。



イチヤクソウ ↓

山行中でこの姿に5度以上は出会いましたが、花をつけたものは、ついにありませんでした。



御殿岩 ↓

冒頭で記述した御殿岩につきました。「危険登らないで」との看板にも拘らず、自己責任という事で、岩の先端まで行ってみます。



ネジキ ↓

岩の上をへっぴり腰で、そろそろ歩きます。先端で捕まった木はこれでした。
ネジキの花がまだ着いています。



塩津温泉 ↓

眼下に460mの落差がありますが、車をおいて歩き始めた塩津の集落が見えています。



懐かしい峰々 ↓

かつて精力的に歩いた峰々が程よい距離、程よい高さで聳えています。
左端に本日行く予定の763m峰が見えています。





コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする