私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

「吾輩は猫である」と挿絵②

2009-08-17 07:47:23 | Weblog
 ホトトギスの「吾輩は猫である」の挿絵について、又、例の「イイテエホーデー(漱石流に<飯亭崩泥>と命名した)」氏からのお節介が入りました。無視してもいいのですが、折角の貴い?御忠告ですので、決して渋々ではないのですが、まあ、それについて調べてみましたのでご報告します。「飯亭崩泥」氏は満足されるかどうかは知りませんが。
 
 というのは、「吾輩は猫である」の中に、皆さんが、既に、よくご承知の美学者「迷亭」君なる、誠に、奇怪なるといいましょうか、とにかく一風変わった人物がおります。
 ある時、「トチメンボー」なるものを「越智東風」なる人物と一緒に、西洋料理店に食べに行きます。これを「おち こち」と読むのだそうです。
 
 この時の挿絵を、不折先生が書いていると、「飯亭崩泥」氏は言うのです。
 「ホトトギス」の「吾輩は猫である」の挿絵の中には、「オメエガイウヨウニヒトツモネエ」と、言うのはまったくの嘘事で、<この小説の内容と関連のある挿絵もあるんだぞ>と、言うわけです。
 

 「せえにしても、こげんことまでようしっとるなあ・・」
 と、感心するやら驚くやらです。
 早速、捜します。ありました。「大したお人だ」と、再度感心します。
 それから何の気なしに、ページを2,3枚捲ります。すると、そこに、偶然にも、この迷亭君の「孔雀の舌」の箇所があり。そこにも、また、不折先生の孔雀の挿絵が出ているではありません。これも、ほっておくと、飯亭崩泥氏から、またも、お小言頂戴すること疑いなしです。やれやれという気分になりました。

 まあ、その挿絵を見てください。なかなかうまいもんです。迷亭氏のその顔を!
    
         
 
 葉巻を銜えているのが、かの「迷亭」氏、その前の和服姿が「東風」君、それから2人からからかわれているボーイです。