私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

「吾輩は猫である」と岡山名物吉備団子③

2009-08-15 13:34:02 | Weblog
 「不折か月村か、そんなこたあどうでもええどう」と、言う声が方々から聞こえてくるようですが、まあ、私としては決着を付けたい気分です。

 と、言うわけでもないのですが、漱石以外には誰も正解は答えられないのだということは十分に分かっているのですが、まあまた、あれこれ考えてみました。

 この「岡山名物吉備団子」は「吾輩は猫である(三)」に書かれています。此の(三)の挿絵は全部で七枚ありました。すべて不折先生の挿絵です。題は「ステーションスケッチ」です。

 そのうちの4枚を貼り付けますので見てください。

  

 此の(三)「吾輩は猫である」の内容とは何なら関係のない挿絵です。
 すべて駅の風景です。旅行をテーマにしたものです。すると、この絵から浮かんでくるのは、誰かが態々旅に行くというイメージが浮かんできます。郷里から帰ってきたというイメージではありません。そんなことから「吉備団子」のお土産を「猫様にでもあげてください」と、買ってきた人は、不折ではならないと結論付けました。なお、月村の挿絵が登場するのは(九)からです。(三)には出ていません。そんな意味からも不折でなくてはならないと思うのですが。こんな事はどうでもいい枝葉末節なことだということはよく分かっているのですが、退屈まぎれに書いてみました。

 どうでしょうか。