復職したばかりの娘が、週末になって熱を出したという。「日曜日に
遊びに行くね」というメールを受け取り娘と孫の来訪を楽しみにして
いた夫だから、がっかりと心配のダブルパンチで落ち込んでいる。
「保育園の迎えは大丈夫なのかな。僕が行こうかな」
「助けが必要なら言ってくるでしょ」
「連絡してみようか。今日は欠勤するかもしれないし」
娘一家は、我が家から徒歩と地下鉄を合わせて40分のところに住んで
いる。すごく近いわけではないけれど、日参できないほどの遠距離でも
ない。私が冷水をかけてやらないと、孫の顔を見るために毎日でも通い
かねない夫なのである。
「夕食の支度ができないかもしれないよね。何か持って
行ってやろうかな」
結婚してしっかり独立家庭を維持している娘家族なのだし、だいいち彼女
には頼りになる、娘よりよほど家事に長けた夫がちゃーんと存在している。
親の出る幕はないと思うんだけどな。
ブリの南蛮漬けをたくさん作ったから持って行ってやる? と仕方なく提案
してみたら、パァ~っと明るくなる夫の表情。分かりやすいったらないので
ある。嫁と姑ならぬ、婿と舅だって、やっかいな関係なんだからね、とつい
自己規制してしまう私もどうかとは思うのですが。
我が家は、60代の夫婦と犬二匹です。
べに丸さんの「家事嫌いに拍車がかかる今日この頃、さりげなく夫の仕事を増やします。」の自己紹介文に、すごく共感してコメント書かせて頂きました。
優しいご主人ですね。そのご主人に、さりげなく声をかけるべに丸さんも、充分に優しいです。これから時々お邪魔させて下さいね。よろしくお願い申し上げます。
波風を立てたくないがために、優しさを演出するにやぶさかでは
ないってところかも。 すみません、ひねくれ者でして(^^ゞ
URLを書いてくださっていたので、さっそく今日ここさんのサイトを
お訪ねしました。日記を遡って、今日ここさんの人生の山河を
垣間見せていただき、ちょっと驚いています。今はお幸せなのですね。
こちらこそよろしくお願いいたします。