goo blog サービス終了のお知らせ 

今日も人生はライフ

60代主婦の日常はけっこうビジー。

のんびりしてはいられない

2018年05月29日 | 音訳(点訳)

センター職員さんとの1回目の打ち合わせが終わったので、
原本の
最初の数ページを音訳(サンプル録音)した。録音
レベル、音量、
書誌情報などが適切にできているかをチェ
ックしてもらうためで
ある。

これにOKがでると、次はもう少したくさんの量(時間にして
40分
ぶんくらい)を録音して提出する。再度のチェックを
受けたら、あとは
一気に最後まで録音し、校正に回すという
段取りだ。

   *******

この課題を一刻も早く終わらせたいと思っている私は、せっせ
とセンターへ通っている。最終期限は今年いっぱいなのだが、

せっかちな性格の悲しさ、そんなにのんびりと進めるつもりは
ない。  

実は、急ぐ理由はもうひとつある。猛暑の夏の録音室はきっと
地獄に違いないと思うからなのだ
。背後にエアコンの音が入る
のはまずいので、しばらく
部屋を冷やしたらスイッチを切る
のが望ましいと言われている。

あんな狭い密閉空間にエアコンなしなんて、考えただけで
うんざりではないか
。夏が来る前に何とかしたい…


にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ


クーピーペンシル

2018年05月19日 | 家族

孫のタロウ(4歳)がぬり絵をするというので、引き出しの奥から
古い「クーピーペンシル」を出してやった。30年前、娘が使って
いたもの。

ケースにはサビが浮き、使い切ってしまった色もある。だが、タロウ
「ママの色鉛筆?」と嬉しそうにペンシルを握りしめた。「ママが
使って
たんだよね」と時々確認しつつ、ウキウキとぬり絵に励む。

この年頃はママ命なんだねぇ。娘によれば、女の子を持つ友人に言わ
せると
「女の子って4,5歳にもなるといっぱしに母親を批判する
のよ。まい
っちゃうわ」だそうである。

   ******

タロウよ「冬彦さん」にだけはなってくれるな、とこっそりつぶやく
イジワルばあさんの私。


にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ

 


夏のリンゴ

2018年05月16日 | 暮らし

夫は、季節を無視して一年中リンゴを食べたい人間である。
5月も半ばを過ぎると、店頭に並ぶ果物はすっかり夏の顔
だから、買い物係りの私は一苦労。

スーパーを渡り歩き、店の片隅でわずかに生き延びている
リンゴを探すしかない。そして、季節外れのリンゴは全然
おいしくないのである。

だが、ここ数年、ニュージーランド産のリンゴが我が家の
救世主となっている。南半球はこれから冬に向かうわけ
で、リンゴはまさに季節のフルーツ。歯ごたえ十分の甘酸っ
ぱい「JAZZ Apple」はけっこう美味しい。

 


にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ


その理由

2018年05月14日 | 母と伯母

老人ホームを訪ねるたびに、伯母が決まって口にすることば。

  「忙しいでしょうに遠いところを来てくれてありがとう。
   私は子育ての苦労なんか何もしなかったのに、あなたの
   お母さんの代わりに、私の方がお世話になっちゃっ

   申し訳ないわねぇ」

いいえ、いいえ、母は最期まで伯母さまのことを気にかけて
いました。
だから、こうしてお訪ねするのは亡くなった母のため
でもある
んですよ。

私の答えはいつも同じ。本音である。そして、この本音はなんとも
他人行儀なものだなあと後ろめたく思う。
裏を返すと、私や妹が
伯母を訪ねるのは言わば仕事なのだ
。母の遺言を実行するという
義務を果たし、母の思いを裏切りたくない一心で通っている。

そんな気持ちを抱えているからなのか。

ホームでの伯母の暮らしが快適であるようにと願い、そのために
心を砕きはするけれど、抜きがたい仕事意識、埋めようのない
気持ちの距離に 時々疲れてしまうのだ。
   


こどもの日

2018年05月06日 | 家族

こどもの日、お台場のヒーローショーへ出かけた娘一家が、その
帰り、我が家へ立ち寄った。

「こどもの日にはジイジのうちへおいで。プレゼントを一緒に
買いに行こう」と夫が孫のタロウと約束していたらしい。何の
名目のプレゼントだ?突っ込みたいところだが、もちろん口には
出さない。

夕食の席で、娘は「今月のタロウ預かり日」を申告する。今回は
毎週末になるらしい。ダンナはあてにならんのかい という私の
心の声が顔に出ちゃったのかなあ。

彼は申し訳なさそうに

  「すみません、土日は全部仕事が入っていまして…」

いやいやいやいや、責めてませんから。仕事柄、不規則な勤務
であるのは分かっています。
たぶん夫は大喜びだから気にしないで。

 


にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ


見えているものだけを伝える

2018年05月03日 | 音訳(点訳)

課題図書の下読みが終わり、センターの職員さんとの打ち合わせ
に行ってきた。写真や図表が多いので、それらに
どんな説明をつけ、
どこへ挿入するかがポイントになる。


写真1枚1枚、図表ひとつひとつ、しっかりと教わった。

学んだこと……とにかく見えていることだけを説明すべし。余計な
解説は無用であるということ。


たとえば、介助用の車椅子。

  「ひじ掛けが後ろへ跳ね上げられ、足乗せ台が開閉式に
   なっていて、車椅子への乗降がやりやすくなっています

下線部は私の解説になっちゃっているからカット。見えている
事実のみを説明すればいいってことね。

あるいは、エアポンプ付きの床ずれ防止エアマット。

 「空気を送り込む機械が接続されているマットレスです」

「空気を送り込む」の部分は、たぶんそうだろうなあと思った
私の想像
だから、当然カット。「四角い機械が接続されている
マットレス」が
正解というわけ。

一事が万事こんな調子で、自分の「口数の多さ」がいやになって
しまうけれど、音訳者の主観を排することがとても大事なのだと
理解しました。その難しさもね。

 


にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ