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今日も人生はライフ

60代主婦の日常はけっこうビジー。

静かな車内

2015年05月31日 | 暮らし

電車はすいていた。向かいのシートには爆睡中の男性がひとり
座っているだけ。よほど疲れているのだろうか、前のめりに舟を
漕ぎながら、座席から転げ落ちそうになっている。つい興味津々で
凝視してしまう私。

やがて上野駅に到着。ぐっすり寝込んでいたはずの男性がハッと
目を覚まし、はじかれたように立ち上がった。足もとに置いてあった
3,4個の荷物を大急ぎでまとめ、慌ててドアの方へ。

そのとき彼の座っていたシートの足元の床に彼の野球帽が転がって
いるのを私は見た。とっさに駆け寄りすくいあげたキャップを、
放るようにして男性に手渡す。ドアはまさに閉まる寸前だ。ほんの
2,3秒の出来事だった。

   *******

そして、私がここで書きたかったメインテーマは、実はこのことでは
ない。
自分の席に戻って気がついた。私が座っていた側のシートは
満席
だったのだが、何と全員がスマートフォンを手にうつむきっぱなし
では
ないか。

私の電光石火の早業に気がついた人はおそらくゼロだったに違いない
瞬時に判断、風のごとく動き、居眠りおじさんのキャップを救った
私の
行為をダーレも見てくれていなかったというのが まことに残念だなあ、
という話なのです。 おそまつ


 


勘違い

2015年05月27日 | 音訳(点訳)

音訳ボランティアサークルの総会で、Yさんに久しぶりに会った。私に
点訳
ボランティア講習会のことを教えてくれたYさんだ。彼女は木曜日の
方の
講座を受講しているはず。さっそく互いの情報交換をする。

    私「講座はどう?」

  Yさん「明日が4回目だけど、やっぱりかなり専門的よね。
      法律のこと
なんかも教わるし」

ん?法律のこと? 私がもらった1年間のカリキュラムには法律の講義
なんて入ってなかったけど。

  Yさん「次の回くらいから読む実習が始まるらしいわよ。
     8月には
中間テストがあるしね」

読む実習? 何で点訳の講座なのに読むの? 中間テストって何よ。
ようやく「なんか変」と気がつく私。

    私「ちょっと待ってYさん、点訳じゃないの?」

  Yさん「音訳よー。何で点訳なのよ」

え~、だってあなたが点訳ボランティアの講習会を教えてくれたんで
しょう。
今はパソコンでやるから大丈夫って言ったじゃん。年齢制限も
あるから
やるなら今のうちって誘ってくれたじゃん。

だが、今となってはどれもこれも私の勝手な勘違いと思い込みだった
としか言いよう
がない。Yさん自身は「音訳」の講座を何の疑いもなく
受講しているわけだし。

視覚障害者センターのサイトに『点訳』と『音訳』の両方の講座案内が
同時期に載っていた、そのせいだ。彼女が点訳の説明会に来なかった
のも当たり前ってこと。

いろんな勘違いが重なって、私のようなおっちょこちょいがそれまで
思ってもみなかった点訳の世界に足を踏み入れることになってしま
った。「どうしてくれるの」とつぶやくけれど、どうしようもない。
乗りかかった舟だ。頑張るしかないわよねぇ。

 


クロスワードパズル

2015年05月25日 | 母と伯母

生涯独身のまま勤め続けて実家を支えた伯母(母の姉)、91歳。
今は神奈川県の有料老人ホームに暮らしている。活字大好きで、
新聞をすみずみまで読むのが日課。

そんな伯母が最近楽しんでいるのはクロスワードパズルである。
タテとヨコのヒントを組み合わせて解く昔ながらのパズルが分かり
易いだろうと
、週に一回『毎日新聞』に掲載されるパズルを、訪問の
たび
持っていくことにした。

大喜びの伯母ではあるが、時々クロスワードパズルの解き方を忘れて
しまうらしい。

   「ヒントの数字と同じ数字の空欄に答えを入れてください」
   「タテのヒントだから答えもタテにね」
   「タテの答えが分からなかったらヨコのヒントで横の答えを
    埋めていくといいですよ」

解き方のルールをアドバイスする助手が必要だなあ。とはいえ、老いて
なお
伯母の語彙力はなかなかのものなのである。

薬師寺の三重の塔などに見られる、屋根のひさし状の出っ張り……
「ああ、モコシね」
と即答するのはさすがです。

 


オーダーメイドケーキの店

2015年05月23日 | 暮らし

自宅近くの路上で道を尋ねられた。

   「このあたりで、オーダーメイドのケーキ屋さんがオープン
   したって聞いたんですけど、ご存じないですか」

このあたりと言われても、かなりの広範囲。

   「さぁ~、知らないです。ごめんなさい」 

とはいえ新しいケーキ屋さんと聞いたら私だって気に
なるのである。
その人の足を止めて、私の方が質問責め。情報源は市の広報誌。
市内の
女性起業家を取り上げた特集で知ったとのこと。役所に問い
合わせて大ざっぱ
な場所は確認したものの、正確な住所が不明で
見つけられない
 ということらしい。

なるほど、有名な店が大々的にオープンしたというわけではないのね。
住宅街
の中に個人の小さなお店がある日突然開店…ちょっと気づかれ
にくいかも。

でも、場所のヒントは教わった。私も探してみようかな。

    **************

町中を自転車で走り回り、やっと見つけた~。

 

外から見ただけではケーキ屋さんだなんて分からない店構えである。
お客さんと話し合いながら、その要望に添ったケーキをデザインするの
だから、ショーケースに商品を並べるというわけにもいかないのかな。

 


なまじ近いから

2015年05月19日 | 

復職したばかりの娘が、週末になって熱を出したという。「日曜日に
遊びに
行くね」というメールを受け取り娘と孫の来訪を楽しみにして
いた夫だから、
がっかりと心配のダブルパンチで落ち込んでいる。

   「保育園の迎えは大丈夫なのかな。僕が行こうかな」

   「助けが必要なら言ってくるでしょ」

   「連絡してみようか。今日は欠勤するかもしれないし」

娘一家は、我が家から徒歩と地下鉄を合わせて40分のところに住んで
いる。
すごく近いわけではないけれど、日参できないほどの遠距離でも
ない。
私が冷水をかけてやらないと、孫の顔を見るために毎日でも通い
かねない夫
なのである。

   「夕食の支度ができないかもしれないよね。何か持って
   行って
やろうかな」

結婚してしっかり独立家庭を維持している娘家族なのだし、だいいち彼女
には
頼りになる、娘よりよほど家事に長けた夫がちゃーんと存在している。
親の出る幕はないと思うんだけどな。


ブリの南蛮漬けをたくさん作ったから持って行ってやる? と仕方なく提案
して
みたら、パァ~っと明るくなる夫の表情。分かりやすいったらないので
ある。嫁と姑ならぬ、婿と舅だって、やっかいな関係なんだからね、とつい
自己規制してしまう私もどうかとは思うのですが。



 


物を増やさない

2015年05月18日 | 暮らし

夏は扇風機、の我が家は各部屋に一台ずつ置く。5月も半ばを
過ぎたので、押入れから扇風機をすべて引っ張り出した。

そのうちの一台がどうも調子悪い。スイッチを入れても回転が弱くて
風がほとんど起こらないのだ。モーターが古くなって壊れる前兆
かもしれない。新しいのを買おうかなあ。でも、家の中に物を増やし
たくはないしなあ。

夫に相談すると

   「何で迷うの? 古い扇風機は処分するんでしょ。
   だったら物は増えないよ。扇風機が一台新しくなるだけ」


あ……そうか。


間違いの傾向

2015年05月17日 | 音訳(点訳)

ワードで作った点訳講座の宿題は、メールに添付して講師の
アドレス宛に送る。次回講座の4日前までというのが締切り
なので時間の猶予はあり過ぎるくらいだが、せっかちで心配性の
私はさっさと終わらせて送ってしまう。

すると、まさに間髪を入れずの勢いで添削されたファイルが返信
されてくるのだ。先生すごい。

細心の注意を払ってやったつもりだったが、やっぱりミスはいくつか
あって、面白いのは自分がどういう間違いをしでかす傾向にあるか
が分かってしまうこと。

点字を漢字かな混じり文に直す課題

   間違えた私の回答→ 「梅(ウメ)」  「魚(ウオ)」  「薫る(カオル)」

   正解→→→→     「生む(ウム」 「上(ウエ)」  「帰る(カエル)」

単語の羅列なので、どんな漢字を充てるかは自由だが、問題は
読み。私は母音の「ウ」「エ」「オ」を取り違えてしまうことが多いみたい。
これは「ウ」だったかな、それとも「エ」かな、いやいや「オ」だっけ、と
いつも迷うもんねぇ。

要するに母音の過半数が曖昧だということ。間違いの傾向などと
いう生易しい話ではないかも。

 


間に合って突っ込まれる

2015年05月16日 | テニス

レッスン開始の5分前に到着。コートに向かうと、みんながいっせいに声を
かけてきた。

   「べに丸さん、今日は早いね。どうしたの、何かあったの?」

そう、テニススクールのレッスンに私はほとんどいつも遅刻する。あるいは
開始寸前に駆け込むというのが毎回のこと。たまに早めに着いちゃったり
すると、逆に驚かれて冒頭のようにつっこまれてしまう。
この日は、コーチまで目を丸くして「おやおや、今日は早いですね」

メンバーの中で、たぶん私の家がいちばん近いはず。それなのになぜ
いつも遅刻するのか。それは「近い者ほど油断して家を出るのが遅く
なる」という、良く知られた法則のせいだ。だから、歩いて7.8分の距離
なのに 大慌ての自転車通いで、周りから
呆れられているというわけだ。

それにしても、開始の5分も前にコートに着くなんて、あり得ないほどの
レコードである。記録しておかなくっちゃ。


寂しいのよね

2015年05月14日 | 

娘は勤めを再開し、孫は保育園に通い始めた。育休中は月に
2,3回遊びに来ていた娘親子だったが、5月になってからは
それもパタリとなくなって… 口には出さないが夫が寂しく思って
いる
ことは分かる。

幸いに すっかり保育園になじんでいる孫息子である。祖父母の
出番は当分なさそう。

保育園を週4日にして、一日だけ家で預かるようにしてみる?と
本気半分 「まさかね」の気持ち半分で夫に水を向けてみた。

  「そうだねぇ……」

そんなの無理だと言下に否定するかと思いきや、けっこう真面目に
検討している様子に内心おどろく。そんなに孫が可愛いんだ~と
ちょっと引いてしまった私です。でも、夫の寂しさは少し不憫かな。


点訳講座始まる

2015年05月13日 | 音訳(点訳)

昨日は第一回目。24人の受講生のうち、全くの初心者は12名で
残りの半分は何らかの形で点訳を経験している人たちですって。
スタートから
既に差がついているというのに、意気込みの点で私は
かなり遅れを
取ってしまっているみたいだ。

   「前回の説明会から3週間たちましたけど、皆さん
   点字の
50音はもう覚えました?」

講師のことばにぎょっとする私。えっ、まだ講座が始まってもいない
のに、
そんな暗黙の了解事項があったの? 確かに説明会のとき
点字の
仕組みを簡単に教わったし、50音表をもらって帰っては
きましたが…

とにかく受講生の皆さん、見るからに真面目で勉強が好きそうな人
ばかり。
自己紹介を聞くと 「本が大好きです」 「地元で点字講座を
受けたけど
さらに勉強したくて」 「退職したので何か地域の役に立ち
たいと思って」
と前向き発言がポンポン出てくる。誘われて何となく、
趣味の延長みたいな感じでふらふらと参加した私
とは大違いだ。

さっそく点字の文章を漢字かな混じり文に直す宿題がドサッと出たし、
生半可な気持ちでは
ついて行けないかも50音表と首っ引きで
一文字
一文字点字を読み取る作業は、まさに地道を絵に描いたよう。
コツコツと努力することがとても苦手な私に、果たして点訳の勉強は
続けられるのだろうか?





 


あら~

2015年05月10日 | テニス

週に一回、テニスコートをレンタルして仲間内でゲームをしている。
コートの予約、参加者の確認、メンバーへの連絡などの雑務は週ごとに
交代で受け持つ。今週は私がその当番。

朝、急な欠席の電話がTAさんから入った。人数は大丈夫?と心配して
いるので、大丈夫よ~と答える。毎回5人は確保しないとちょっときつい
のだが、今週はTAさんが欠席したとしても6人参加する予定だからね。

  *********

コートに入ると、久しぶりの I さんの顔も見えて今日は7人もいる。
楽勝だね。
じゃんけんでコートに入る4人を決め、ラケットを回して
サービス
かレシーブかを選ぶ。 じゃ、始めよう。

  「ボールは?」

そこで初めて気がついた。わっ、どうしよう。ボール係りのTAさんが
今日は
欠席だ!彼女からの連絡を受けた時点でボールの手当をしなく
てはならなかったのに、すっかり忘れていた私。うかつにも程がある。
ボールがなくてはテニスができない。

恥を忍んで隣のコートの人たちにお願いをした。予備のボールも持って
いないなんて、まったく赤面ものなのであるが。
快くボールを貸してくれた彼らに最敬礼。お礼に、私たちのおやつ用に
持ってきたチョコレートを差し上げました。




受信料

2015年05月08日 | 母と伯母

「そういえば、お姉さんNHKの受信料を普通に払っているのかしらね」
母が思い出したように言う。母の姉、すなわち伯母のことである。
母と伯母は奇しくも同じ心臓の手術をしていて、それぞれ身体障害者
手帳1級の所持者である。しかも収入は年金だけ。母は手続きをして
受信料が全額免除になっている。

同じ条件を満たしている伯母も手続きさえすれば当然「全免」になる
はずなのだ。だが、そんなこと思いつきもしなかった。

伯母のためになることなのに検討さえしなかった私たちの何という
迂闊さ。
遠方の老人ホームに入居していて、そうそう頻繁に訪問でき
ないってことを差し引いたとしても、実の子どもだったらもうちょっと
親身
になっていたわよねぇ。

次に伯母を訪ねるとき、ぜひ意向を訊いてみなくては。

   ********

ただ…手続きに必要な住民票と非課税証明書を取るには委任状が
要るし、障害者手帳の現物を役所の窓口に持って
行く必要があるし、
実際のところ超めんどくさいのである。
手続きはすべて伯母の住所地でやらなくてはならないのだから。

たぶん一回じゃ済まないだろうなあ、またホテルに一泊かなあなどと
こっそり溜息をついている私です。

 

 

 


発表会効果

2015年05月05日 | 二胡

大阪と名古屋の教室は、基本的にレベル別のグループレッスン。先生
のレッスン以外にもリーダーを中心にせっせと自主練習をする。だから、
生徒同士のつながりは強いし、チームワークがとても良い。何より
上達度がすごい。

実際、ステージ上の演奏は息のあった素晴らしいハーモニーだった。
思わず聴き入ってしまい、頼まれていたデジカメ撮影のシャッターを押し
忘れるところだった。あぶないあぶない。

さらに今回の発表会は、全員勢ぞろいしての公開レッスン形式の部分と、
数名
ずつで好きな曲を披露するいわゆる「発表会形式」との組み合わせ
だったから、とても面白かった。

   ********

そして、私。日頃は通り一遍の練習をちょこちょこっとやるだけ。それも
毎日
ならまだしも、3,4日二胡に触りもしないなんていうのが当たり前
だから、うまくなるはずがないのである。

そんな怠け者にとって、いろいろな発表会を鑑賞することは、やる気を取り
戻す
ための一種のカンフルだ。私は「発表会効果」と呼ぶんだけど、今回
は果たしてどれくらい持続するだろうか。

 

 

 

 


京都のタクシー

2015年05月04日 | 二胡

私が通う二胡塾の、大阪教室と名古屋教室の合同発表会が京都で
開かれた。ゴールデンウィークの真っ只中である。何ゆえ京都で?と
首をかしげつつ、でもちょうど良い機会だから発表会を聴きに行く
ついでに奈良を旅行しようと思い立った。

    ******

初日は当麻方面へ向かう。当麻寺から石光寺へ。翌日は市のはずれ
にある
「新薬師寺」と「白毫寺」。いずれも人の訪れが少ない場所で、
私には
そこが大事なポイントだ。静かで鄙びた田園風景の中をひたすら
歩く歩く。

    *******

三日目は京都へ戻って発表会の手伝いをする予定。久しぶりの京都は、
分かりきってはいたけれど観光客であふれかえり、渋谷や新宿以上の
混雑ぶりだ。京都へ行くのはシーズン・オフに限る の思いを新たにする。

京都駅から乗ったタクシーは、ひときわ饒舌な運転手さんだった。行く先を
確認するや否や、親切な観光案内の開始である。

   「あのあたりは、永観堂、南禅寺ですね。哲学の道を
   たどって銀閣へも出られます」

   「永観堂って呼んでますけど、正式な名前は違うんですよ。
   禅林寺っていうんです。金閣寺もね、正式には…何だと
   思います?」

えっ、答えなきゃだめなの?

   「鹿苑寺いいます。ロクって、動物の鹿ですよ。じゃあ銀閣寺は
   どうです?」

う~、めんどくさ。

   「慈照寺っていうんです」

   「京都には世界遺産が13あるの知ってます? あと3つほど
   申請中ですから、それが通ったら16ですよ。実はもうひとつ
   あるんですけどね。比叡山の延暦寺が辛うじて京都にひっかか
   ってるもんで、それも一応京都の世界遺産にしているらしいです」

   「日本の世界遺産第一号はどこだか知ってますか」

どうやらこの運転手さん、世界遺産の話題がお気に入りみたい。

   「別名白鷺城いうお城、平成の大改修が終わったばかりの…? 
   兵庫県にある…? 「ひ」がつく…「ひ」です「ひ」…」

うぁ~、クイズだったの?

こんな調子で20分、気がついたら目的地に着いていました。京都、
嫌いじゃ
ないんだけど、ちょっと苦手な理由のひとつがタクシーかも
しれない。