カルチャースクールの二胡教室から現在の個人レッスン
に変わった時、先生にまず指摘されたのが楽器のこと
だった。
「音が安定しない、バラバラな感じ。家具屋さんが作った楽器」
かなりのショック。だって、この二胡は私にしてみれば安い買い
物ではなかったのだから。しかし、先生が自分の二胡と私の
二胡とを弾き較べてくれて、音の違いが私にもはっきりと分か
った。甘く艶のある音色とカサカサした散漫な音・・・全然違う
もんなあ・・・
そして、さらに私を落ち込ませたのは、次のことばだった。
「新しい楽器を探してあげるの、今はだめ。お金の無駄になる」
つまり、この先生の元で私がレッスンを続けることが出来るか
どうか、その時点では全くの未知数だったからねぇ。それにしても、
はっきり言ってくれちゃうS先生である。
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それでも気を取り直し、楽器の限界を感じながらも、ひたすら練習
に励んだ(つもりの)私。こっそり「二胡積み立て」も始めちゃったり
して。そしてそろそろ一年が経った頃、恐る恐る楽器のことを切り
出してみた。
「一年たったねぇ。新しい楽器探してあげよう」
ヤッホー! である。たぶん一生ものになるであろう私の新しい
二胡。驚くほど軽い。音色がグーッと中心に集まって来る感じ。
打てば響く反応をするから、今まで以上に力を入れない運弓が
必要になるね。
でも、見ただけでは、正直どっちがどうなんだかさっぱり分からない。

新しい二胡の方が、蛇皮を張った胴が少し小さいかな?









