近所の回転寿司へ夫婦で出かけた。いまどきの回転寿司はタッチパネルで
注文するらしいという情報ぐらいは持っていたので、楽しそうだねと
ワクワク。
店内はほぼ満席。さすが人気のお店である。
レーン上を既に回っている皿は好きに取ってもよくて、パネルで注文した
品の方は「オーダー品」と書かれた枠にのって流れて来るから、うまく
区別できるようになっている。
だが、ここで夫がやらかした。てっきり自分が注文した品だと思い
こんで取り上げた皿が、実は他のお客がオーダーしたものだったのだ。
なぜそれが判明したかというと、ほどなくパネルから電子音声が聞こえて
きたから。
「ご注文の品がまもなくまいります」
そして枠にのっかった赤貝の皿が登場。じゃあ、さっき取ってしまった
赤貝はいったい誰の? どうしよう、他の人の注文品を横取りしちゃっ
たよ~。店員さんに言った方がいい? オタオタしまくる二人である。
もちろん、そういうお客のチョンボは織り込み済みだということが後で
分かった。自分の注文履歴と到着状況をパネルで見ることができるように
なっているのだ。記録上は届いているのに現物がまだ来ないという齟齬
はそこでチェックできるわけ。食べた分のお皿の枚数で支払うのだから、
まあ実害はないのかも。
さらに驚いたのは、テーブルに積み上げられた空のお皿を、店員が読み
取り機を使ってサーっとなでるだけで一瞬のうちに計算してしまう技。
これには思わず感嘆の声をあげてしまった。
そして留めは、レジでの精算である。いつまで待ってもレジの担当者が
来ない、とジリジリしていたら後ろから若者が教えてくれた。
「そのプラスティック札を精算機に差し込むんですよ」
支払いも、機械が相手だったのでした。
