二回目の校正に対する修正が終わったのは先週の水曜日だった。
いったんセンターへ送ってチェックしてもらったら、いよいよ仕上げ作業に
かかる。
まずは校正の痕跡を消したファイルを作る。図書館にアップする点訳
ファイルが修正だらけというのはまずいからだ。ものすごい数のミスを
必死で直したなんてことは白紙に、つまりなかったことにするわけ。
このファイルを2つ作る。ひとつはデータとして保存するもの、もうひとつは
印刷して使うためのものである。印刷用のファイルの方は、郵送したり
持ち運んだりするときに痛まないような保護策を講じておかなくては
ならない。
保護策とは、点字が打たれていない空白部分に、意味を成さない点字の
羅列を打ち込んでおくというもの。紙を補強することになるらしい。
ここまでの作業が終われば、晴れて一冊の点訳本が完成だ。私の点訳
した本が点字図書館に納まるなんて夢のよう。嬉しい。
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で、嬉しがっていたら、今日になってセンターからメールが届いた。
「恐れ入りますが、原本を郵送してくださいますか」
わぁ~、しまった。忘れていた。最終的に原本は点字図書館に寄贈することに
なっていたんだった。まったく、最後の最後までドジなわたし。



