「急にパスタが食べたくなった。『ZM』に行きたい」
『ZM』とは、近所にあるパスタのお店。何てことのない小さなパスタレストランだが、なかなかに美味しい店なのだ。娘の希望を夫に伝えると「いいよ」という返事。私も、夕食の支度をパス出来るのでヤッホー。
やがて娘が帰宅。あと1時間くらいしたら一緒に出ようね、と出かける準備を始めた。ところがである。娘のところへ友人からお誘いのメールが届いたらしい。
「ごめーん。友達にご飯誘われちゃった。これから
出かけてもいい?」
おーい『ZM』はどうするの~。あなたが言い出しっぺだよ。しかも、その友達って神奈川県に住んでるんでしょ。いったいどこで落ち合って食事をするの。千葉と神奈川だから都内? これから? せっかく外食するつもりでいたのに、夫と私は梯子を外されちゃった気分である。しょうがないなあ、やっぱり今日はカキフライだ。買い物に行かなくっちゃ。
だが30分後、娘とその友人は急に面倒くさくなってしまった模様で、会うのは中止ですと。ふたたび「家族で『ZM』」の案が復活である。娘の事情に振り回される哀れな両親。
そして、その哀れにとどめを刺したのは『ZM』が休みだったこと。食べ物屋さんが日曜日に休むのってありなのか? 家族3人店の前で呆然と立ち尽くすのみ。今さら家で夕食なんてまっぴらご免だから、歩いて十数歩のところにある居酒屋へ向かった。やれやれ。
でも、数ヶ月前に開店したというその居酒屋さん、けっこう素敵に美味しい店でした。結果オーライってことで・・・。



















