市の広報誌に「要約筆記奉仕員・養成講座」の受講生募集記事を見たのは1ヶ月
ほど前のことだった。どうせ応募者多数で弾かれるだろう、と軽い気持ちで応募し
たら、抽選に当たってしまった。その開講式に行って来た。結論を言えば「大変な
ものに首突っ込んじゃったぞ」というのが率直な私の感想。
聴覚障害者、特に中途失聴者のコミュニケーションを手助けするのが要約筆記と
いう手段である。簡単にいえば、講演会や会議の席などで、話の内容をその場で
文字にして伝えるという作業。
いったん音声言語を習得したのちに何らかの事情で聴力を失った人(中途失聴者)
というのは、そう簡単に「手話」や「読話」を身につけることができるわけではないから
「文字」 がとても大切なコミュニケーション手段になってくるのだ。
話すスピードには到底追いつけないので内容を要約しつつ筆記する。だから「要約
筆記」。かなりの熟練がないと現場では役に立たないから、きちんとした学習と訓練
が必要というわけだ。
基礎講座全16回、応用講座全10回を修了したのち、県の認定試験を受けて合格
すると晴れて「要約筆記奉仕員」としてボランティア活動に参加することができると
いう説明だった。
もちろん受講期間を承知の上で応募したのではあるが、改めてカリキュラムをなが
めながら内心青ざめる私。今年いっぱいかかるんだ~。毎週金曜日、雨の日も風
の日も自転車をこいで通うんだね~、その多難そうな前途に今さらながら愕然と
しているところ。
初日に支給された、テキストと謎の道具たち

昨日は二胡のレッスンだった。左手の指の置き方がかなり
安定してきているT さんに比べ、まだまだ四苦八苦の私である。
レッスンの前半40分くらいは何とか指の保留をがんばってピッチ
を維持するんだけど、最後の方になると、もう滅茶苦茶。先生の
表情が渋くなってくる。
「べに丸さんはね、中指が薬指の方へすぐ寄って行っちゃう。
フラフラし過ぎ」
「だんだん集中力がなくなってきて…」 思わず弱音を吐いて
しまう。
「集中力の問題じゃなくて、技術の問題。毎日1時間くらいしか
練習しないでしょ。だから集中力も1時間持たないの。日頃
から3時間練習していれば、集中力は1時間保てるようにな
るんだからね」
ひぇ~、図星だ! 先生の耳はごまかせない。ごまかすつもり
なんてもちろんないけど。 それにしても、毎日3時間の練習が必要
だとS先生はおっしゃるわけですね。
無理です。
娘夫婦の新居へ初めての訪問。夫と私、それに好奇心旺盛な夫の姉二人、この4人
でぞろぞろと出かけて行った。
13階建てマンションの最上階が彼らの住まいだ。地下鉄の最寄駅から徒歩8分は
まあまあの立地かなあ。新しく開発された地域だから、周囲は高層マンションだらけ。
日曜日というのに人の気配はほとんどなし。ちょっと不思議な空間である。
エントランスがやたら広い! エレベーターは音もなく速い! 13階ってやっぱり
目がくらむ高さだし…とキョロキョロしまくりの熟年4人組であった。
黒と白を基調にしたリビングの装いが若々しい。娘の、落ち着いた幸せの表情が嬉
しかった。
キッチンで手際よく夕食の支度をする娘の夫。
ちなみに、朝ごはんは娘が作るそうだけど…

娘はお客さんのお話相手

S先生はおっしゃる。
「7月になったら曲を始めたいね。でも、それまでに
練習曲の14番までが完璧に出来てないと」
私ひとりの問題なら出遅れたって平気なんだけど、レッスンを
一緒にやっているTさんの足まで引っ張ることになってしまっ
たら、と思うとプレッシャーを感じないわけにはいかない。
私は運弓がまだまだ安定しないし、中指の保留をすぐ忘れて
しまうからピッチも定まらない。その点、Tさんは運弓に欠点は
ないし左手の抑えも格段に上達したと先生に褒められてるし・・・
ホント、泣きたい気分。ごめんね、Tさん。私、頑張るから!
コンタクトレンズを装着したが、どうも視界が変。鏡で確認すると、右の目にレンズ
が入っていない。つけたつもりが、気がつかないうちに指先からこぼれてどこかへ
落ちてしまったに違いない。洗面ボウルに目を凝らし、床に膝をつき、ごみ箱をひ
っくり返す。直径数ミリの透明なハードコンタクトレンズを探し出すのは成功率50%
くらいの難事業なのだ。
30分後、ついに諦めた。仕方がない、右目のレンズだけ買わなくっちゃ。つい先日、
左目のレンズを割ってしまい新しく購入したばかりだというのに、また2万5千円が
消えるのかと思うと、腹立たしいやら悲しいやら。
片方だけでは役に立たないので、左目のレンズをはずした。そして、発見。
レンズが2枚重なっている! 片方の目にレンズが2枚入ってたんだ!
いくら探しても見つからないはずだ~。それにしても、物忘れ現象ここに極まれりで
ある。見つかった嬉しさと、自分のうっかりに意気消沈と、半々というところでしょうか。





