goo blog サービス終了のお知らせ 

今日も人生はライフ

60代主婦の日常はけっこうビジー。

消えた一日

2010年11月22日 | 暮らし

今さら原因は何? などと考えても仕方のないことなのだが、この1,2カ月が猛烈に
忙しかったのは事実。

「障害者スポーツ大会」 に向けての準備や研修そして3日間の本番、地元の「市民
まつり」 のろう協会ブースへのお手伝い、さらには中途失聴者・難聴者協会関係の
大きな記念イベント、と行事が目白押しに続いた。

その合間を縫って、自宅に植木屋さんを入れたり伯母の付き添いで出かけたり、母の
病状のことで話を聞きに行ったり。おまけに、テニスや二胡や手話…というルーティン
ワークも欠かさず続けていたから、私の頭はパンク寸前だったのだろう。

ある朝目覚めたら、前日の記憶がきれいさっぱり消え失せていた。手帳を見ると
午前中はテニス、夕方から中難協関係の会議と書かれているし、それぞれに参加
したのはかすかに覚えている。だが、その中身というか詳細がまったく思い出せなく
なっていたのだ。

前の日の夜私が帰宅した時の様子を夫から聞いて、愕然とした。

「今日は何日かって10回以上訊かれたよ。冷蔵庫の中を
見て自分が買ってきたお菓子なのに『これ、どうしたの』
って何度も訊いてきた」

義母のアルツハイマー症状を体験済みの夫は、この際逆らったり叱りつけたりしては
いけないと自分に言い聞かせ、忍耐強く私の質問に答え続けたと言う。退職して介護に
専念する覚悟を半ば決めながら……。その時のやりとりを私自身は全く覚えていないと
いうのが何とも恐ろしいのだが、一方で夫の戸惑いっぷりを想像して思わず笑ってしまう
私、実に薄情な妻だ。

病院でCT写真を撮ってもらい脳に異常はないことが分かってホッとはしたのだけれど、
それ以来、自分の行動と記憶が不安でたまらない。気がつくと直前の行動の確認作業を
している私である。診断は
『一過性全健忘』。失われたあの一日は永久に戻ってこない。

 


医者の言葉

2010年11月08日 | 母と伯母

「10年生きようとは思わず、1日1日を楽しく暮らして行って下さいね」

かかりつけの医師から、開口一番こんな言葉をかけられたら、状況にもよるけれど
普通ドキリとするだろう。心臓のエコー検査を受けた実家の母から電話。検査結果の
説明の際、こんな風に言われたのだそうだ。

母は動転し、心臓の状態がどうなのか、病名はいったい何なのか、その肝心なところを
見事に聞きもらしていた。それで、一緒に病院へ行ってもう一度話を聞いてほしいと言う
ので、出かけて行った。

結論を言うと、母の心臓は高齢に伴う石灰化により、大動脈弁が狭くなってしまって
いるということらしい。健康な人の二分の一の幅、でも心臓の肥大が進んでいる
わけではないので手術をして弁を交換するなどの処置は今のところ不要
。年に一回
の検査で様子を見ればよいということだ。
ひとまず安心。何しろ84歳である。心臓だって
くたびれてこようというものだ。

母自身、100歳まで生きたいとは思っていないであろうが、そうはいっても、冒頭のような
せりふを聞かされては動揺するのも無理はない。お医者さんには慎重に言葉を選んでほしい
ものである。この先生、人柄は良さそうなんだけれど、ちょっとおっちょこちょいの軽口癖が
あるかも。
別れ際の一言がこれですから。

「だいじょうぶ、だいじょうぶ。余命は50年 ! 」
 


猫は説明しない

2010年11月07日 | Dog&Cat

日曜日といっても猫たちには分かるはずもなく、朝の6時頃から騒ぎ始めた
松とドーラである。休日くらいは夫をゆっくり寝かせてあげようと思い、彼女
たちの朝ごはんを準備するため起き上った。

階下へ降りると、昨日の夕ご飯に使った猫たちの食器が出たままになって
いる。あららと思いつつ急いでフードボウルを洗い、猫のカリカリを入れて
床に置く。ドーラと松は、待ってましたとばかり いそいそとお食事開始。
それを見届けて、もう一度寝ようと私は二階へ戻った。



**********



午前8時、人間たちの朝食が始まる。

「きのう夕食に使ったドーラたちの食器が出しっぱなし
だったけど」

「うそだろう。 それ、今朝やった食事の時のだよ」

「え~っ、あなたが朝ごはんやったの? 猫たちが催促するから
てっきりまだだと思って、私もご飯やっちゃったわよ~」

今朝はいつも以上に早い5時半に猫たちに起こされた夫は、仕方なく彼女らに
朝食を与え、自分は再び布団に戻ったのだそうだ。まったくもう…ドーラも松も
そんなこと一言も言わないじゃない。しらばっくれて、ちゃっかり朝ごはんを
二度せしめたというわけね。


ドーラ 「さて何のことでしょう?」

 

 

松 「話すことは何もないわよ」