うちが購読契約をしている新聞販売店は、時々配達のミスをする。2社の新聞を
扱っているらしく、とっていない方の新聞を置いて行くのはまだしも、配達そのもの
を忘れてしまったりすることが一度や二度ではない。
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きのうも朝刊が入っていなかったので、店に電話をかけた。
「え、本当に入っていませんでしたか。私が担当なんで
確かに入れたはずなんですけどね」
と言い訳する。入ってないものは入ってないんだからと思っても、配達されてない
ことを証明するのって結構難かしかったりするからねぇ。
「配達した後に盗まれたってことは考えられ
ませんかね」
えーっ、言うに事欠いて泥棒のせいにしようっていうの?
「うちのポストはいったん投函されると外からは
手が入らない構造ですよ」
「でもねぇ、配達忘れは、私の責任になっちゃうんですよね」
当り前だろう、あんたの責任でしょ。と言いたいのをぐっとこらえて 「じゃあ、どう
すればいいんでしょう。今朝は、新聞を我慢しろとおっしゃるんですか」とせいぜい
丁寧に訊いてみた。
さすがにあわてて、そんなつもりでは・・・とかなんとか言いつつ、ようやく新聞
を届けてくれることにはなったのだが、こちらの気分はすっかり台無し。
毎朝毎夕、きちんきちんと宅配してもらえるのはとってもありがたいし、たまに
ミスがあるのは仕方ないとも思う。でも、できることなら顧客対応をもう少し何と
かしてほしいんですけど。
じゃらじゃらとおつりをもらう人と、千円札に2円を足して支払い、極力小銭
のおつりを忌避する人と、少なくとも2種類のお客がいるのではないだろうか。
私は後者である。しかもせっかちときているから、前の順番のお客さんがレジ
のところで1円玉を探して手間取っていたりしようものなら 「私の1円玉を差
し上げますから、どうかトットと精算を済ませくださいね」 と言ってしまいたい
衝動に駆られるタイプ。
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先日、めったに行ったことのないスーパーマーケットへ久しぶりに出かけたと
ころ、面白い試みに出会った。レジの横に、20枚くらいの1円玉を入れた箱
が置いてあり、その横にこんなメッセージがーーーー
最大4円までの端数をお支払いになる時、
必要でしたらこの1円玉をお使いください
お店が提供する1円玉で端数の支払いをするということは、その分が値引きされ
るということになるのかな。店側の事情としては、おつり用に大量の1円玉を用
意する必要がないというメリットが?
でも、こんなめんどくさいことをするよりは、 最初から合計金額の4円以下の
端数はすべて切り捨て にしてくれた方がずっといいように思うんだけど。
電話は大の苦手の私であるが、メールなら気後れせずに送受信できる。直に話す
緊張はないし、何よりも時間を気にする必要がないからとっても気楽。と思って
いたのだが、先日その考えを改めざるを得ない出来事があった。
急ぎの連絡ではない、返事もいらない、でも忘れないうちに、と夜中の2時頃
友人にメールを送った。翌日届いた彼女からの返信はーーー
「悪いんだけど、今度からメールは午後10時くらい
までにしてくれる?」
えっ、何で? メールだよ~。都合のいい時に開いて読んでくれればいいじゃな
い。少しだけムッとしてしまった。だがしかし、それは私のとんでもない認識不
足だったのだ。彼女いわく、
「夜は、枕元に携帯を置いて寝るのよ。だから、マナー
モードにしていても受信があると気配で起きちゃう。
となりで寝てる主人にも怒られるし」
ははぁ~なるほど。携帯電話を片時も手放さない人に対しては、固定電話と同様
のマナーを守らないとダメなんだ。しょっちゅう置き忘れて、メールも着信も放
ったらかしの私と同列に考えてはいけないのね。
大いに反省しました。時を選ばない通信手段としては、やっぱり手紙の右に出る
ものはないってことか~。
早朝、雨に気がついた。自転車にカバーをかけ忘れていたことを思い出し、庭に
出た。ない! わたしの自転車がなくなってる。庭中探しまわったが見つからな
い。こつ然と消えてしまったかのようだ。
慌ててきのうの記憶をたどり直す。
植木屋さんに出すお茶やお菓子を買わなくてはならない
から、荷物が多くなると思って自転車で買い物に出た。
案の定、大荷物になって、自転車で正解だったと思いな
がら帰宅。植木屋さんの仕事の邪魔にならないように庭
の隅に置いたはず。
まさか、庭から盗まれるなんてこと、あるわけないし・・
夫が言う。
「スーパーに置きっ放しなんじゃないの」
「そんなはずない。あんな大荷物、歩いて持って帰れない
もん」
「鍵を探してごらんよ」
「だって、庭に置いたの覚えてるんだから、鍵なんかある
わけないじゃない!!」
夫の言い草に腹を立てながら、それでも念のため、昨日着ていたジャケットの
ポケットを探ったら・・・ありました。自転車キーはしっかりポケットの中に。
悔し紛れの私のセリフはーーー
「すっかり歩く習慣がついちゃったってことだわ~」
「・・・・・・・・」
しかし、問題はそこじゃないのよね。自転車を置き忘れたことより、乗って帰
らなかったという事実を、まるっきり覚えていなかったことの方がショックで
す~
SとM
身につける物のサイズのことである。未だにこの大ざっぱなサイズ表示でOK
な衣類のジャンルも存在しているのだ。
たとえば帽子。実家の母に帽子を送ろうと思ってデパートへ行った。私の頭で
試着してぴったりだったSサイズのものを選んだのだが、どうやら母には少し
小さ過ぎたらしい。
「大丈夫、交換してもらえるから」と電話したら、喜びついでに母が誇らしげ
に言い放った一言ーーー
「覚えておいてね。私にSサイズなんてものは
上から下までいっさい縁のない大きさなんだ
から」
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紳士服売り場で、夫に良さそうな初夏向きのブルゾンを見つけた。本人が一緒
ではないけど、エーイ買っちゃえ。ところが店頭にあるのはMサイズとLサイ
ズのみ。小柄な人なので、Sじゃないとダメかなあ。でも上着だから、少々ゆ
ったりでもいいわよね、と勝手に決めて購入した。
しかし、帰宅して夫に着てもらったら、やはり多少のだぶつき感は否めない。
「明日行って、Sサイズを取り寄せてもらうことにするから」と私。
「言っとくけど、これからもMサイズは絶対だめ
だからね。とにかく僕はS! 分かった?!」
そんなに威張ってスモール・サイズを強調しなくたって・・・・
4月19日、ユキコさん94歳の誕生日。本人には全く自覚がないので、
回りの者がせっせと盛り上げるしかないんだけどね。病院のお誕生会で
撮ってもらった写真のカードと、グラスに挿したお花が素敵。
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きのう病院へ行ったら、5月がお誕生日のおじいさんの写真を、介護士
さんが必死で撮影中。
「○○さま、目を開けて下さい! お写真を撮りますよ」
でも、車椅子の彼はなかなか目を開けない。開けようとしているらしい
のだが、自分のまぶたが自由にならない。「頑張って!」と声援を送る
介護士さん、看護師さんたち。
「○○さまの前に美人がたくさん来てますよ」
これには笑った。だめ押しは以下のセリフーーー
「あ~、だめだわ~。ますますギュッとつぶっちゃった」
上野・国立博物館の『国宝 阿修羅展』が連日の賑わいらしい。
ついに入場者数が40万人を突破したとか、入館待ちの時間が50分
とか、大変なことになっている。
日本人がこれほどまでに、阿修羅好きであったとは。
確かに、興福寺の阿修羅像は魅力的だ。ほっそりとした体躯、少年の
ように凛々しい表情の中に、内なる苦悩をにじませてかすかにひそめ
られた眉。神秘的で、美しい。保存状態もすばらしいし。
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昨年の10月、母と妹と3人で奈良へ旅行した際、興福寺の国宝館へも
当然行ったのだが、その時の館内はすいていた。阿修羅像は普通に展示
されていて、特に人だかりがしていたわけでもなく、ゆっくりと鑑賞
することが出来た。
さらに遡って昨年のお正月に娘と行った時などは、国宝館はガッラガラ。
私たち以外の見物客はわずか2,3人。暗いは淋しいはで、恐いくらい
だった。
それが上野へ来た途端に大フィーバー! 不思議だ~。私たちが興福寺
で見た阿修羅像、実はレプリカだった、なんてことは・・・ないわよね。
左目の斜め前方あたりに、糸くずのようなものが数本浮遊しているのに気が
ついたのは10日ほど前のことだった。前髪が目にかかっているのかと思っ
て何度も手で払ったが、消えない。
もしやと思って『家庭の医学』を引っ張り出して調べてみたら、やっぱり!
「飛蚊症」という名前がついている症状だと分かった。加齢に伴って眼球の
硝子体の中に出来た濁りが網膜に映り、虫が目の前を飛んでいるように見え
てしまうということらしい。
網膜剥離などの重大な病気が原因のこともあると書かれていたので、眼科を
受診することにした。前回行った目医者さんはダメダメだったから、もちろん
別の眼科を探す。
詳しい検査のあと、模型を使いながら飛蚊症について説明をしてもらった。
「べに丸さんの場合は、老化が原因の飛蚊症なので
心配はありません。誰にでも起こりますのでね、
病気ではないんですよ」
「緩和する方法も、特にないってことでしょうか」
「そうですね、ただ、良くしたもんでーーーー」
先生のこの言葉に思わず聞き耳をたてる。「良くしたもんで」ということは、
何か良い対症療法でもあるの?と期待が高まる。何せ、医学は日進月歩だしね。
しかし、医師の次の言葉にずっこけた。
「最初のうちはうっとうしく感じるかもしれませんが、
じきに慣れますから」
慣れですか!!

