スーパーマーケットの駐輪場は、自転車を機械にガチャンとはめ込む方式。
解除する時は、精算機に各機械固有の番号を打ち込む。1時間以内なら
無料だし、それを超えると30分ごとに100円徴収されるというシステムだ。
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昨日のことだが、私が精算機に向かうと先客がいた。就学ちょっと前くらいの
男の子がお母さんの指導の元、番号を打ち込んでいる。
「25番だから、2 と 5。 そこじゃなくて、2はこれでしょ」
駅の券売機とか、街中の自販機などでしばしば目にする光景だ。子ども自身が
やりたがるんだろうなあ。でもまあ、多少のモタモタは待ちますよ。ゆっくりどうぞ、
と余裕の私。
「次、確認のボタンを押して。あっ、それじゃない。
リセットされちゃった。もう一度やり直し。いい? 2 と 5」
「つぎは確認ボタン。そう、その赤いの押して。赤いボタン!」
機械音声が聞こえる。「精算されました。後方に注意して自転車を出してください」
やれやれ、やっと成功ね、と一歩前に出ようとする私。だが、今度は算数の勉強を
始めちゃった。
「ほら見てごらん。何分て書いてある?」
「………」
「40分でしょ。4とゼロで40。じゃあ、お金はいくら?よく見て!
1時間たっていないから、0円。 40分だとお金はタダなの」
そろそろ、じりじりしてくる私。お客さんが2,3人並び始めていますよ~。実地の
お勉強は、空いているときにお願いしたい。