2番目の孫ニコタ(5歳)は、私のことを「おばあちゃん」と呼ぶ。
夫のことは「じいじ」と言っているから、使い分けていることは
明らかだ。以前「おばあちゃんと呼んでね」と頼んだことを忘れて
いないのである。
上の孫タロウにも言い聞かせたことはあるのだが、結局「ばあば」に
落ち着いてしまった。兄の呼び方に流されることなく「おばあちゃん」
と言い続けてくれるニコタの、この律儀さは良いと思うなあ。
2番目の孫ニコタ(5歳)は、私のことを「おばあちゃん」と呼ぶ。
夫のことは「じいじ」と言っているから、使い分けていることは
明らかだ。以前「おばあちゃんと呼んでね」と頼んだことを忘れて
いないのである。
上の孫タロウにも言い聞かせたことはあるのだが、結局「ばあば」に
落ち着いてしまった。兄の呼び方に流されることなく「おばあちゃん」
と言い続けてくれるニコタの、この律儀さは良いと思うなあ。
前から気になっていた。孫のニコタ(5歳)は「食べる」という単語を
「ぱべる」と発音するのである。注意して聞かないと、ちゃんと「食べる」
と聞こえるから、周りの大人たちは気にしていない様子だ。ひょっとしたら
気がついていないのかも?
ニコタは、年齢の割に語彙の豊富な5歳児だと思う。「ちなみに」「まさか」
「おそらく」などの単語を正しく使いこなしている。「ボクにとっては、
じいじもおばあちゃんも大事な家族だからね」などとチョイ小賢しいことも
言ったりする。
だけど「ぱべる」なのである。たぶん「食べる」を「ぱべる」と耳から聞き、
そのまま発音したものが定着し、今に至るのだろう。漢字を覚える頃に
なったら間違いに気がつくだろうか。まさか大人になってまで「ぱべる」
なんて言わないわよね。ちょっと心配。
連休中のある一日、娘一家に誘われて夫は近所のアスレチック
パークへ同行した。ふたりの孫、タロウとニコタに会う機会を
逃さない夫である。
一日がかりのピクニックだから、お弁当を持って行く。作るのは
私。いつも同じメニューで気が引けるのだが、タロウもニコタも
「おばあちゃんのお弁当」を、まあ気に入っているらしいので
頑張って作る。
鶏のから揚げ・グリーンアスパラガスのベーコン巻・卵焼き・
人参のサラダ・杏の天ぷら。それに、ブロッコリ、ミニトマト、
ゆでとうもろこし などですき間を埋める。今回はタロウの友だち
も一緒なので、けっこうな量を作った。
きれいに食べてくれるので嬉しい。実は私、料理苦手だし、
あまり好きじゃないんだけどね。それでも、レパートリーを
増やしたいなあと思ったりしている。
5日にタロウが発熱、コロナ陽性と判定された。前日に遊びに来て
いるから、当然夫も私も濃厚接触者になるのだろう。
7日には夫が37度5分の熱を出した。これで決まり。
かかりつけの内科は予約がいっぱいで診てもらえない。「自宅療養」
ということね。私には絶対うつしてほしくないから、できるだけ接触
しないように頑張る。
16日にPCR検査を受けたら私は陰性だったのでやれやれである。
今年も私たちきょうだい3人で、津田山の霊園へお墓参り。
母の命日は7月8日だけど、あまりにも夏ど真ん中なので、最近は
この時期に決めている。
母が亡くなったのは2014年。もう8年が経ったんだ。コロナの前で
本当に良かったとつくづく思う。
*******
今年は溝の口駅前のお寿司やさんでランチを。ここは昔母と行った店。
娘の次男坊ニコタが、ついに2本の脚で立った。一歳の誕生日を
2週間ほど過ぎていた。
娘が送ってくれた動画を見る。しゃがんだ姿勢からどこにもつかま
らずにグイっと立ち上がる様子はなかなかの見ものだ。立つと手を
叩いて自画自賛。すぐにしゃがんで再び立ち上がり、また自賛の
拍手。それを繰り返すのが可笑しい。
ただ、移動手段はやっぱりハイハイが中心で、そのスピードは
"動物的な"速さだ。二足歩行が定着するのはもう少し先かな。
************
それでも、初めての靴は記念になる良いものを買いたいとのことで、
日本橋の三越へ出かけて行った。夫はスポンサーとして参加。買い
物のあとは、お約束の銀座老舗パーラーへ。ミキハウスの靴のお値
段は推して知るべしだし、かなりの出費だったに違いない。
【夏の記録4】8月11日
8月に入って、タロウは学校を休みがちになった。小学校に入学
すること自体が大きな環境の変化だが、さらに新しい居場所として
放課後の学童クラブにもなじまなければならない。6歳の子どもに
とっては大きな負担であったのだろうか。
娘によると、幸いにも本人の口から理由を聞くことができたという。
「三年生の子から『死ねっ!』って言われた。
もう学童には行きたくない」
そうだったのかぁ、新米一年生は大変だ。苦手な上級生のいる学童に
行きたくないがために学校も休むことになってしまったんだね。ただ、
タロウひとりが標的になったというわけではなく、他にもその三年生と
トラブルになったケースがいくつもあったのだとか。
保護者たちとクラブの先生方との間で話し合いが持たれ、何とか解決に
至ったらしい。詳細は省くけど。
****************
8月11日、学校が夏休みに入った。だが、タロウたち共働き家庭の
子どもは、学童クラブに朝から通うのである。つい不憫に感じてしまい
そうだったが、考えてみれば、タロウは保育園育ちだ。春休みも夏休み
も冬休みも保育園に通い続けていた。
当たり前の日常が続くだけ。問題解消の後は、毎日元気に通っている。
娘が、タロウとニコタを連れて2か月半ぶりにやって来た。緊急
事態宣言の解除が決まるや否やだったから、よほど外出に飢えて
いたのだろう。
というより、つかの間の休息を求めて…だろうなあ。「こどもが
ひとりなら楽なんだけどねぇ」と苦笑いの娘だ。
ニコタは片時も母親のそばを離れないし、六歳なりの分別と我慢
で一人遊びをするタロウだが、それでもママの注意は引きたい
のか「ね、これ見て」とやたらウルサイ。
夫がタロウを連れ出してくれたから、ようやく静寂が訪れた。
***********
NINJAGOのレゴブロックを買ってもらい帰宅すると、黙々と組み
立て始めた。ニコタが何でも口に入れてしまうので、現在自宅
ではレゴ禁止なのだそうだ。
レゴやラキューに向かうときのタロウの集中力はかなりのものだ。
分厚い説明書を見ながら、何百個もあるレゴの細かいピースを、
驚くべきスピードで選び出し 複雑な造形を作っていく。
そこで彼の口癖に気がついちゃった。
「そういうことか~」
迷ったり悩んだりしたあとの、ちょっと大人びた納得のひとこと。
入園式はしたけれど、休園になったため自宅にいるニコタ。
入学式はしたけれど、休校になったため自宅にいるタロウ。
娘の育休は4月いっぱいの予定なので、それ以降も現状の
自粛が続いたら、どうなってしまうのだろう。
こういうときこそジジババの出番なのだろうが、今はおいそれと
近づくこともできない。せめて彼らの様子を知りたいものだが。
そこで、話には聞いていたけれど我々には無縁だと思っていた
「スカイプ」というものをやってみることにした。封印してい
たPC内蔵のカメラ----怖いので実はレンズにマスキングテープを
貼り付けていた---をオンにする。
パソコン内の設定にちょっとモタついたけれど、何とか開通。
娘一家とパソコン画面越しに話をすることができた。「文字通り
テレビ電話なんだねぇ」と感動のひとときだった。
このIT時代に、少なくとも半周は遅れているからね、私たち。
夫と出かけた定例のお墓掃除。その帰り道、突如思い立って私が
運転することにした。助手席に夫がいてくれれば心強い。自転車と
同じというわけにはいかないだろうが、一度覚えた運転の勘は
まだ生きているはず。
最後にハンドルを握ったのはいつのことだったか。5年前母が亡く
なるまでは、車で母のもとへ通っていたから、ほぼ日常的に運転を
していたことになる。だが、母が亡くなると同時にその必要も消え、
車と私の縁はプツリと切れた。だから実に5年ぶりのハンドルなので
ある。
さて、道路の走行は大丈夫だということが分かった。問題はやっぱり
車庫入れだ。一発で入らない。
「もっと切って! 足りない!」
「曲がってるよ。寄りすぎ」
隣の夫がうるさくて いささかむかついたけど、まあ仕方がない。
車庫入ればっかりは練習あるのみだ。
夫と娘、両方から言われた。
「タロウのときと比べて、ニコタの方はよく抱っこするね」
確かに、ニコタが我が家へ来ると、わたしは「おばあちゃんの
ところに来る~?」とためらいなく両腕を広げる。2番めの孫
という気楽さなのだと思う。
タロウを巡っては、たえず緊張感が漂っていたような気がする。
娘の警戒っぷりはなかなかのものだったからね。タロウがハイハイ
をするようになった頃、我が家を評して娘が言ったセリフは今でも
家族の語り草。
「お母さんたち、無防備すぎる!」
娘のアドバイスを受け、できる限りの安全対策をとったものだ。
家じゅうのコンセントにはコンセントカバー、テーブルの角には
コーナークッション、引き出しにはストッパー、階段の下には
ベビーゲート……
タロウの周りには、見えないバリアが張ってあるかのごとくで、
私は、うかつに抱っこなんかできなかったもんね。今の娘には
余裕がある。だから、私もうかうかとニコタを抱き上げてしまう
のかも。
娘の二番目の男児ニコタの保育園が決定した。タロウが通って
いるのと同じ園だそうだから、いろんな意味で好都合。まずは
ひと安心というのが本音である。
さまざまな施策が功を奏しつつある自治体は、もちろんあるだろう。
だが、娘の話を聞く限りでは、多くの現場で保育園の狭き門は相変わ
らずなのだ。
現に彼女も、少しは有利といわれるゼロ歳児のうちにニコタを
入園させるべく、育休を早々に切り上げることにしたんだものね。
これからが本当の闘いの始まりだ。
”ジイジ” の出番がまた増えるに違いない。
たまに娘一家と出かけることがある。出先では気に入りのオモチャ
はないから、タロウは退屈しきり。そして彼から「おばあちゃん、
なぞなぞやろう」というリクエストが飛び出すわけである。
なぞなぞかぁ。6歳の男児が答えられる程度の問題を考えるのって
意外に難しい。そんなわけで、こういう事態に備え、ただいま
”なぞなぞ” を収集中。BSフジで毎日放送している「クイズ!脳ベル
SHOW」という番組がちょうどよいネタ元になっている。
キリンやライオンが出てきたら負けてしまうゲームって何?
【しりとり】
お店の中で逆立ちしている昆虫は? 【セミ】
おばあさんが苦労して探している草花って何? 【クローバー】
車を運転するのは、今や夫だけ。それも決まった行先だけに
なってしまっている。テニスクラブ、お墓、娘の家の計3か所。
私の方はとっくの昔にペーパードライバーである。
だが、夫の年齢がそろそろタイムリミットを迎えつつある今、
再び私がハンドルを持たなくてはならない現実が迫っている。
ちょっと、いや、かなりユウウツ。
もともと運転は好きではない。この私がかつては車で通勤して
いたなんて自分でも信じられないくらいだ。とはいえビビッて
ばかりもいられない。いざというときに慌てないためには、
そろそろ練習を始めた方がいいんだけど…
ニコタの成長が速い。月齢5か月で体重8キロ越え。見る
からにデカくて重そうだ。我が家へ来たときのために買って
置いてある紙おむつが、もはや小さすぎて役に立たなくなっ
てしまった。
82枚入りの大きいパックなのに、まだ数枚しか消費して
いない。これ、どうするの?
娘は自宅で余った分を、保育園のお母さん友達にもらって
もらったとか。そういえば、うちの隣りの若いお母さんは
第2子を妊娠中だ。生まれたら、この大量の S サイズオムツ
もらってくれるかなあ。いや、未開封ならともかく、開けちゃ
ったのなんかイヤよね。
ネットオークションでも、紙おむつは送料の方が高くつくから
売りにくいし。捨てるわけにもいかず、とりあえず押し入れ
行きです。