5月のサロン・コンサートに、合奏で出演することを決めた教室仲間の
私たち3人。演奏する曲目はどうにか決まったので、それぞれ自宅での
練習を始めた。
ただ、いくら易しい曲ばかりといっても、一回も合わせないでぶっつけ
本番は余りにも無謀だ。一緒に練習出来る場所がないかしらね、という
ことになり、地元に住む私が探すことになった。
JR高架下の空間を利用して建てられた公立の「地域会館」がある。確
かカラオケとか大正琴の練習なんかもやっていたから、楽器演奏OKに
違いない。さっそく利用の申し込みをする。
「楽器の練習をしたいんですけれど、大丈夫ですよね」
「どんな楽器ですか」
「二胡なんですけど」
「にこ・・・? にこって何ですか」
うっ、二胡を知らない人がいる。いやいや、確かにピアノや三味線のよ
うにメジャーでないのは認めるけど。こっちも初心者、どう説明したら
いいのかわからん。
「えーと、中国の楽器で、弦が二本あって、弓で弾くんです」
「音は大きいですか」
「ヴァイオリンくらいの音量は出ると思います」
「うーん、実はね、ご近所にちょっと難しいお宅があって、
あんまりうるさい音を出していると怒鳴り込んで来られる
んですよ」
ひぇ~、それは困る。我々の演奏は「音」といえるレベルにも達してい
ないんだから、苦情になること必至ではないか。
「まあね、窓を閉め切ってしまえば大丈夫だと思いますよ。
苦情が来たらその時考えるってことで」
その時考えるんですね、はいはい、分かりました。できるだけご迷惑に
ならないように致します、ということで何とか練習場所を確保したので
した。
私たち3人。演奏する曲目はどうにか決まったので、それぞれ自宅での
練習を始めた。
ただ、いくら易しい曲ばかりといっても、一回も合わせないでぶっつけ
本番は余りにも無謀だ。一緒に練習出来る場所がないかしらね、という
ことになり、地元に住む私が探すことになった。
JR高架下の空間を利用して建てられた公立の「地域会館」がある。確
かカラオケとか大正琴の練習なんかもやっていたから、楽器演奏OKに
違いない。さっそく利用の申し込みをする。
「楽器の練習をしたいんですけれど、大丈夫ですよね」
「どんな楽器ですか」
「二胡なんですけど」
「にこ・・・? にこって何ですか」
うっ、二胡を知らない人がいる。いやいや、確かにピアノや三味線のよ
うにメジャーでないのは認めるけど。こっちも初心者、どう説明したら
いいのかわからん。
「えーと、中国の楽器で、弦が二本あって、弓で弾くんです」
「音は大きいですか」
「ヴァイオリンくらいの音量は出ると思います」
「うーん、実はね、ご近所にちょっと難しいお宅があって、
あんまりうるさい音を出していると怒鳴り込んで来られる
んですよ」
ひぇ~、それは困る。我々の演奏は「音」といえるレベルにも達してい
ないんだから、苦情になること必至ではないか。
「まあね、窓を閉め切ってしまえば大丈夫だと思いますよ。
苦情が来たらその時考えるってことで」
その時考えるんですね、はいはい、分かりました。できるだけご迷惑に
ならないように致します、ということで何とか練習場所を確保したので
した。

























