音訳ボランティアの会報に載せる原稿を書く順番が回ってきた。
フリートークのコーナーだから何を書いてもいいのよ、と言われた
けれど、何を書けばいいのかまったく思いつかない。
会報のバックナンバーを読み返してみると、旅行の話、趣味の話、
身近にある穴場スポットの話……肩に力の入らない題材を
読みやすい表現で、皆さんサラリと書いている。上手だ。
私、ますます書けないじゃない。原稿用紙を前に頭の中は真っ白の
まんま。
活字にして印刷される媒体----たとえそれが、仲間内の会報誌だと
しても----に文章を載せるというのが ものすごく大変なことに思える。
想定される読み手が、日ごろから交流のある顔見知りの人たちだと
いうのは、却ってやっかいなのかもしれない。書いたものへの
彼らの反応がどうしたって気になってしまう。会報を真剣に読む
会員なんて、そうはいないとも思うんだけど。
締め切りが迫る。何とか原稿用紙の800字を埋めなくてはならない。
どうしよう~。こんなところで泣き言をいっている場合ではないのだが。