「春秋」「産経抄」「天声人語」「編集手帳」そして「余録」。
全国紙の第一面に毎朝掲載されるコラムの名称だ。
音訳ボランティの活動のひとつに、このコラム1ヶ月分を録音
して登録会員に送るというものがある。といっても、5紙全部
ではない。当番に当たった人が自宅で購読している新聞を読む
という、いささか中途半端な情報提供なんだけど。
今月は私にその番が回ってきた。我が家は毎日新聞なので、
読むのは「余録」である。私が新聞コラムを読むのは初体験だし、
サークルで毎日新聞を取っているのはうちだけだから、聞いて
くださる会員さんにとって「余録」は珍しいかもしれない。
*******
私だけの感想かなあ。「余録」って何だか難しいのである。
何を伝えたいのか分からない内容がけっこうある。
サッカーW杯の盛り上がりを言いたいのだとは思うんだけど
中国の故事らしい「庚申待ち」の話を導入に持ってくる必然性
ってあんまりないような気がする(4日)。
分断の政治を憂えているらしいが、冒頭にドイツ若手哲学者の
著書だとか、「セカイ系」という造語とかを引っ張ってきても
結びつきがイマイチ不明(1日)。
あまり高尚ではない私の理解力を以てしては、なかなかに難物
なのだ。もちろん、全部が全部というわけではないけれど。
*********
この際だからと、他新聞の過去の録音を一通り聞いてみた。
いちばん分かり易いと思ったのは「編集手帳」。主題がはっきり
している。表現も平易だ。新聞コラムとして有名なのは「天声
人語」だけど、私に言わせてもらえば、短文を書くお手本に
するなら「編集手帳」がオススメです。