バスーンふぁんたじあ

アマチュアバスーン吹きのメモ書き。

調子の良し悪し

2009年06月04日 | 日記
昨晩は、結局1時間半ほど練習をした。ジャンピエリを3題と、ミルデのコンチェルトスタディを2曲。あとは、名曲集から色々と。吹きやすいリードを選んで、あまり難しくないものを吹いた。自分の調子が良くないときや、数日吹かなかったときは、簡単でメロディーの分かりやすい曲を吹いたほうが、負のスパイラルに落ちないように思う。

実は今日も所用があって泊まりで出かけなければならないので、練習ができない。今週はほとんど練習ができないということか。昨日書いたが、しばらく練習をしていないと、もうひとつこわいことがある。

それは、自分の調子が良いのか悪いのか、リードの調子が良いのか悪いのか、分からなくなってしまうこと。このごろは一週間続けて吹かない、ということはないが、以前はよくあった。あまり練習する気にならない、楽器を吹くという意欲が減退していた時期があった。

そういうときは、オケの練習のときだけ楽器を吹いて、あとはケースから取り出しもしなかった。もちろん、リードの調整とかするはずもない。けれども、楽器を吹くときは、自分もリードも調子が良いような気になるのである。当然、楽器も鳴っていなければ指もまわらずタンギングも遅れていたりするのだが、それに気がつかなくなっている。感覚が麻痺しているのだと思う。耳がいい加減というか、気持ちがいい加減になるのだろう。だから、平気な顔でトゥッティに参加しているのだが、周りからしたら大変な迷惑だったに違いない。

リードの調子も、良い状態、を忘れてしまっているのだから少しぐらい古かったり鳴らないリードでも、調子が良い、と勘違いしてしまう。このことは、リードを作り始め、毎日練習するようになってからよく分かった。毎日吹いていると、ほんのわずかなリードの変化や違いに気がつくようになる。合わせて、自分がそのリードや息の流れをコントロールできているかいないか、自分で気がつくことができる。

自分やリードの調子に敏感になるので、楽器を吹いていないころに比べて、かえって楽器を毎日吹いている方が調子が悪いと感じることが多い。でも、実際にはその逆であることは、明白である。吹いていないときは、ただ気がつかないだけなのだから。

経験で言うと、週一回しか吹かない時期が長く続いたあと、本来の調子を取り戻すには、2時間以上の練習を2週間以上毎日続けなければ、その感覚が戻ってこない。これが結構きついのだ。週一回しか吹いていないから、楽器を吹く体力が落ちている。1時間みっちり練習するだけで疲れるのだ。それにすぐ飽きてくる。そして、毎日吹く、という気持ちを維持するのがきつい。毎日吹く、というのが習慣になるまでが大変なのだ。

このブログを書くことも、楽器を吹く、という気力を維持するのに役立っているように思う。ただ、ブログを書き続ける、という気力を維持するのは、難しい。

コメント
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