バスーンふぁんたじあ

アマチュアバスーン吹きのメモ書き。

ベルカント

2013年01月29日 | リード
練習不足が一番の原因なのだが、どうもリードの調子もよろしくない。家で練習しているときには、いけるかな、と思ったリードも合奏練習で使うといま一つになる。楽器が鳴っていないような感じがこのところずっと続いている。

そんなとき、ときどきすることがある。それは、故・田中先生の市販のリード・ベルカントを引っ張りだしてきて吹いてみること。もう十数年前のリードなので、新しいリードのような張りはないが、いまだに下から上までよく響く。



リード先端幅は16㎜ほど。ブレード長26㎜、チューブ長30㎜。第2ワイヤーの位置はずいぶんと下にある。また、チューブは割と細めだ。ブレードのサイドはストレートではなく曲線で銀杏の葉のように広がっている。おそらく、オリジナルのシェイパーだと思われる。市販タイプなので、細かい削りはなく、これまたおそらく、それ用に調整されたメイキングマシンで削ってあるのみのようだ。巻き糸は、釣り竿用のもの。

このリードを見ていたら、やはりネックからチューブの太さ(細さ)が気になりはじめた。現在はシャロウタイプのシェイパーでネック部分が8.5㎜~(乾燥時)ある。なんとか8り㎜程度にしたいのだが、ガウジングを厚めにしていることもあって、現状ではなかなか難しい。他の手持ちのシェイパー(Fox1/2)でも同じ結果になる。なので、ガウジングを現在の設定よりもわずかに薄くすることも検討している。

そんな中、Foxのシェイパーのカタログを見ると、チューブの一番細いものはガーフィールドタイプのシェイパーになる。以前は、ちょっと細すぎると思ったのとサイドがストレートタイプなので選択肢に入らなかったのだが、少し興味がわいてきた。しばらくPCの前で購入するかどうか検討したところ、結果はどうであれ作ってみたい、と思い、購入ボタンをポチッ。

手元に届くのはおそらく一カ月後ぐらいだろうから、それまでにガウジングの設定を変更したケーンも用意しておこう。

こちらは、さきほどいただいた苺。



大きいですな。妻の手のひらの上のこの苺を狙っている、我が家の愛犬。
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このところのこと

2013年01月27日 | 日記
前回の更新から二週間近く経ってしまった。

その間に、第九(4楽章のみ)の演奏会の本番が終了。もう1曲のショパンのPコンはのらず、今回は第九の2ndのみ。メンバーの方々には大変申し訳なかったのだが、仕事の都合で本番午前中のリハに参加できず、本番1時間前に楽屋入りした。ウォームアップをし、本番用のリードを選択。昨年11月の本番ラッシュの頃に用意したリードの中から選んだが、どうも響きが少なくどれも鳴らなくなってきている。本番は無事終了。といっても最後の1ページの早いところはこれまで同様に玉砕。まともに吹けたことがない。ふぅ…。

その後も、何となく個人練習に身が入らず、リード調整もうまくいかない。オケの練習に参加しても、自分の音の貧弱さに滅入る。木五の練習があり、録音して聴いてみると、自分の音がひどすぎる。音はカスカスだし、音程が悪すぎる。

これでは、いかん、と思い、気合を入れ直して個人練習をはじめた。リードも昨年末のころに用意したものは使用回数は少ないのだが、どれも響きが止まってきてしまっているので、鳴りの悪いものは思い切って使うのをやめた。

リードも久しぶりに削りはじめた。



今回は、少しサイド後半2/3を厚めに残すようにし、先端の1/3は薄めに仕上げ、先端の幅が14.5㎜以下にならないようにして、これまでと少しバランスを変えてみた。これでハート部分が厚すぎると、バリバリの重いリードになってしまいそうなので、ハート部分は慎重に削り、ハートサイドも様子をみながら慎重に調整する。

これで削ってみた1本目はわりと狙った感じの響きのリードになった。サイドが厚い分、少し音が硬めだが、鳴りも音のまとまりも悪くない。2本目は、1本目に比べると材質が硬めの分、少し薄めにせざるをえなかった。うーん、少し削りすぎたかもしれない。しばらくは、この削り方を試すことにする。

それにしても、この寒い時期の問題は、楽器が冷えきっていてピッチが上がらないこと。リードの問題もあるのかもしれないが、吹きはじめは、どうがんばっても442に届かない。木五の練習で最初に合わせた曲の録音を聴いてみると、自分の音だけがどこか別の国に行ってしまっているような感じで、気持ち悪い。毎年、この時期はこのことで悩む。うーん、この時期だけ台ワイヤーの位置も変更してみようかしら…。
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吹き始め

2013年01月12日 | 日記
今さらですが、明けましておめでとうございます。昨年から更新のペースが遅くなりましたが、今年も細々と続けていきたく存じます。宜しくお願い申し上げます。

正月は、4日から楽器を吹き始めたが、忙しくもありなかなか練習に集中できない。来週末には第九の本番があり、2月上旬には木五の本番もあるので、そろそろ本腰をいれて練習をしなければならいが、どうも気持ちがのってこない。

それでも、昨年末の本番ラッシュのころに調整したリードがそろそろだめになってきたので、再調整と新しいリードの調整をはじめる。



数年前から削りためたリードもあり、そのときは良いと思って取ってあるのだが、あらためて吹いてみると悪くはないもののしっくりこない。やはり、そのときどきに良いと思ったリードはどんどん使わないと、時代遅れになる。自分の好みも多少変わっているし、楽器の状態やボーカルも変わっている。

しかし、そうは思っても良いリードができると、本番用にとっておこうと、冬眠前のリスのようにしまいこんでしまう。本番リードないと怖い症候群。

いやいや、やはり良いリードができたらどんどん使っていこう。そしてどんどん作っていけばいいのだ。リードもったいない組合から脱退だ。

それでも、以前作っておいたリードは捨てられない…。
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