バスーンふぁんたじあ

アマチュアバスーン吹きのメモ書き。

丸材加工

2022年10月28日 | GPS
久しぶりにまとっまった時間が取れたので、昨年10月に仕入れたラボーロ丸材の残りを加工することにした。

丸材は一晩水に浸けておく。



ケーンスプリッターで薪割り。できるだけよい所が多くなるように斑紋があるところで割る。





割り終わったらプレガウジャーする前に少し長めに切り揃えておく。



プレガウジャーが済んだら良くないものを捨てて、120㎜にカットしてガウジング。今回は117枚。



数日間乾燥させる。



乾燥後、硬度を測る。今回は柔らかめの材が多かった。



~0.15 9枚
0.16 7枚
0.17 18枚
0.18 12枚
0.19 14枚
0.20 17枚
0.21~ 40枚

ラボーロ材はどちらかと言うと硬めでハリのあるケーンという印象で、他の方のブログなどでも同じような評価だと思う。硬めの材が好みの人からすると今回の結果はハズレということになるが、私には0.16~2.0(68枚)が許容範囲で、0.17~0.19(44枚)が好んで使うところなので、まぁまぁアタリだった。0.15以下が半分以上というときもあり、硬めの材料という点ではその方が普通なのかもしれない。

現在は、自分用にはラボーロ材をメインで使っていて、頼まれているリードにはメディール材(GPケーンで購入)を使っている。これまでに、ピゾニー、ボナッツァ、ゴンザレス、ギース、リーガー、メディール、ダンツィ、RDGなどを試しているが、まだ試していない材料も多いので、これまで使ったことのないメーカーの丸材の購入を検討中。
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ガウジングマシン

2019年12月04日 | GPS
 昨年度購入の丸材が残っているのにもかかわらず、今年の丸材を使ってみたくなり、15本をカマボコまで加工した。途中4枚破棄して56枚だが、2枚色が悪いので恐らくそれも破棄することになりそう。



 ガウジングをかけている途中、今更ながらに気付いたことがあった。

 リーガーのガウジングマシンは、駆動する方に付いている左右高さ違いの板を動かすことで、削る厚さを調整する。



 基準はおそらく1.3㎜で、板を基準より左に動かすと厚く、右に動かすと薄くなる。

 私は、0.1㎜(1目盛り)厚くして1.4㎜になるように設定していて、3~4回一方向で削り、左右ひっくり返して1~2回削る。今まで、ひっくり返しは、力の入れ具合で刃の入り具合が変わり、左右の端の厚さが変わってしまうのを防ぐため、考えて実施していた。しかし、このひっくり返しが、それ以上に重要なことだと、今日になって分かった。

 刃の駆動部分の軸の部分は、厚さを調整する板を動かしても高さは変わらない。これもおそらくだが、基準の1.3㎜のときは面に対して平行になっていると思う。しかし、板を厚くなるように動かすと、機械手前(自分から見て)だけが高くなってしまい、平行ではなくなってしまう。考えてみれば、当然のことだが、今まで気がつかなかった。手前に比べて奥の方が削れる量が多くなってしまうのだ。



 これまでも、ひっくり返したときに、ケーンの全面が削れず(自分から見て)向こう半分(奥の方)だけが削れることが多かった。これは、ひっくり返したときに私の置きかたが悪いのだと思っていたが、実はそうではなく、そう削れて当たり前だということだ。

 実際に、ひっくり返さずに一方向だけで削って、厚さを測ってみると、手前と奥の端では0.3㎜ほども差が出ている。実際はそんな端は使わないのでそこまで差はないと思うが、微妙な差は出ているだろう。

 こんなことにこれまで気付かずに材料を加工していたわけだが、最近、友人がガウジングマシンを購入するに当たって、リーガーのマシンはどうやって厚さを調整するの? と聞いてくれたおかげで、気がつくことができた。ありがとう。
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今年の初作業

2019年01月14日 | GPS
遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い申し上げます。

今年最初のリード作業は、ガウジングをかけてあったケーンのシェイプ&プロファイル。



昨年の秋ごろプロファイラーの設定を変更して組んだリードの結果が思わしくなく、もとの設定近くにもどすことにした。

以前の設定では、ブレードの根元部分が1.1㎜になるようしていたが、0.2㎜ほど薄くして0.9㎜にしてみたのだが、どうやら薄くしすぎたようで、まとまりのない音色のリードになってしまった。1.1㎜の場合でも最終的には0.9㎜程度まで削るので変わりないようだが、大きな違いだった。

今回し直した設定は、中間の1.0㎜。上手くいきますように。

シェイパーは、KKで10枚、SHで5枚、2番で5枚。



2番のシェイパーは、自分用に使うのは久しぶり。リードを作り始めたころは2番を使っていたが、SHを入手してからは使わなくなっていた。今回、少し思うところがあって、5本だけ組んでみることにした。当初と組み方も削り方も変わっているので、どうなるか試してみたい。
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ラボーロ材到着2

2018年10月05日 | GPS
 オーダーしていたものが、到着。



 最近使っているラボーロの丸材2㎏と、GPケーン(プロカマ)20枚。



 前回届いた丸材がきれいで扱いやすかったため、今回はどうだろうか思っていたが、やはりよさそう。ほとんどの材が、上下の太さにあまり差がなく、ゆがみや曲がりが少ない。材の形状がよいと、加工時の失敗が少なくなる。

 以前は材質感が好きでピゾニーを使っていたが、メーカーから直接ではなく海外のお店を通して購入していたこともあってか、ゆがみや曲がりのある材や色がよくないものも割とあって、GPSケーンになる前にいくらかを廃棄せざるを得なかった。

 GPケーンは、前回「ミディアム」をオーダーしたので、今回は「ソフト」にしてみた。
「ミディアム」は硬度0.15~0.16だった。早速高度計で計ってみる。

 20枚のうち、0.15×1、0.17×5、0.18×8、0.19×3、0.20×2、0.21×1、と0.15~0.21の幅があり、「ソフト」は0.18前後ということか。

 ガウジングの厚さは、1.3~1.35㎜、プロファイルの削りだしの厚さは、0.9~0.1㎜で、私的にはよさげ。先端付近(折線付近)は、0.7~0.8㎜と少し厚めなので、組む前に一度プロファイラーをかけるとよさそう。

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ガウジング刃を研ぐ

2018年08月20日 | GPS
先日に引き続き、やる気のあるうちにもう少し丸材を加工しておくことに。

前回も、少し刃のかかりが悪いなぁ、と感じていたが、やはり、刃が切れなくなっている。



ガウジングマシンの刃はこんな感じなので、自分で砥石で研ぐのは難しい。なにせ、刃を研ぎに出すときは刃とマシンを合わせるために、マシンごと送らなければないないほどだ。真っ直ぐな刃のリードナイフでさえまともに研げない私には絶対に無理。

それでも、このままでは作業が進まないので、いつも使っている皮砥石を試してみることにした。 板に貼り付けてある荒目となめし皮のそれぞれで10回ほど軽く研いでみた。





おおっ、これだけでも効果てきめん。さきほどまでと雲泥の差の削れ具合。具合よすぎて、研ぐ前と同じ調子でやると削りすぎになってしまうので、少しマシンを調整し直して作業続行。



今回は、プレガウで薄くなりすぎていたものが1枚だけあり、59枚のガウジングケーンができた。先日のものと合わせて117枚。



2、3日乾燥させてから、硬度を計ってみると、0.16~0.20のものが一番多くあり、嬉しい。



また時間がまとまってとれるときに、シェイプ&プロファイル作業をしよう。 
コメント (2)
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