バスーンふぁんたじあ

アマチュアバスーン吹きのメモ書き。

丸材加工

2012年07月25日 | GPS
久しぶりに時間ができたので、丸材からケーンの加工をすることにした。



今回は、ピゾニーの丸材を15本。いつもなら、5本くらいから20枚程度GPSケーンまで一気に加工するのだが、今回は多めに途中の工程まで進め、その先は時間のあるときに少しずつ仕上げていくことにした。

まずは、ケーンスプリッターで割って、



プレガウジャーをかける。プレガウジャーで2枚失敗。



長さを切り揃える。




昼食をはさんで、午後からガウジング作業。



ガンジング終了時点で1枚失敗。合計三枚失敗したので、ここまでで57枚できた。

しばらく乾燥させて、プロファイラーをかける前に硬度を計り、適度のものだけGPSケーンに仕上げることにする。さて、何枚できるか。
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27㎜

2012年07月21日 | リード
先日、久しぶりにリードを組み立てた。



ケーンはピゾニー。前回組み立てたときは、試しにチューブを28㎜にしたのだが、今回はそれよりも1㎜短い27㎜にしてみた。

チューブを28㎜にした理由は、ボーカルへの差し込み具合を浅くしたことにより、今までのサイズのリードだとどうもEがぶら下がりやすくなったため。ブレードは26㎜でこれ以上短くしたくないので、チューブを28㎜にしたところ、多少は改善された。

今回27㎜にしてみたのは、差し込み具合を5㎜以下にしてみるため。5~6㎜で調整してみても、だんだんと広がって6~7㎜になってしまう。今回は何とか5㎜以下で差し込めるように作ってみることにした。そうなるとチューブももう少し短い方がよいだろうと予想して27㎜にすることに。

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帰って来たピュヒナー

2012年07月14日 | 楽器
先日、メンテナンスに出していたピュヒナーを受け取りに剱持バスーンワークスさんを訪問した。

剱持さんからメンテナンス箇所のことだけでなく、楽器や音楽に纏わる色々なお話を伺っていると、また今年も一年がんばろうと、なんだかとても楽しくなってくる。リードについてもアドヴァイスをいただいた。これからどの方向でリードを作っていこうか少し迷っていたので、大変参考になった。

今回メンテナンスしていただいた箇所は、ストラップリングの交換、硬化したタンポ交換、キーガードねじの交換、ボーカル(VCDE1)とのマッチング調整、全体調整など。

ストラップリングは、すり切れていたものをはずし、新たに作ったリングをつけていただいた。以前のものより少し太めになり、また、楽器を構えたときにちょうどよくなるように少し角度がついた。







タンポは硬化したものと、少しカビのようなものがつきはじめたタンポ、水がついてしまったタンポを交換していただいた。

キーガードのねじは、ピュヒナーのものはあまり良くなかったらしく、木部を痛めてしまうということで、ヘッケル仕様のネジと交換となった。



ボーカルとのマッチング調整と全体調整をしていただき、少し音程に不安のあったB♭3やC3からG3 にかけて音色が柔らかくなり、音のつながりがよくなり、音程もとりやすくなった。テナー音域がとても吹きやすくなり、楽器を吹くのが楽しい。

キータッチも調整していただき、とても軽くなった。運指はフェザータッチで、とのアドヴァイスもいただいた。指に力が入っているのといないのでは音の響きが違う。代替えで吹いていたアドラーはがっしり指を押さえないと音孔がふさぎきらず音がでないが、調整していただいたピュヒナーは軽く押さえてもちゃんと音孔がふさがるので、指から力を抜いて吹くことができる。

剱持さんのような超超一流、いやそれ以上の方に楽器をみていただけている私はとても幸せである。また、私のようなそんなに上手でもないアマチュアの楽器も、プロ奏者の方の楽器同様に区別なくみていただける。本当に剱持さんには感謝、感謝です。

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メンテナンスと滑り止めとアドラー

2012年07月09日 | 楽器
先週、剱持バスーンワークスさんへピュヒナーをメンテナンスに出した。今回は磨り減ったストラップリングの交換と全体調整をお願いした。ストラップリングは、今までよりも少し太めにしていただけるということで、磨り減ることには変わりがないが、長持ちするということだった。調整に関しては、右手関係がおかしくなっている、とのことで順次調整していただくことに。

ピュヒナーを調整に出している間、アドラーを吹いているのだが、ピュヒナーよりも少し管が太く楽器も重いので左手がどうも安定しない。ピュヒナーには左手が当たるところに革の滑り止めをつけているので、同じように滑り止めをつけることにした。



何か簡単に代用できるものがないか探したところ、ハイヒールの滑り止めで薄く使いやすそうなものがあったので、早速ネットで購入。



足型のシートを切り取り、



楽器へ貼る。弱粘着シートということで簡単に剥がすこともできる。





なかなかよい。

昨晩、このアドラーを持って第九の練習に参加。1年に1週間程度しか吹かない楽器なので音の抜けがよくない音域があるのはしかたないが、低音域はしっかり響くし音程も悪くない。いつもこの楽器を1年ぶりに吹くときは最初どうなることかと焦るが、ちゃんと吹き込んでいれば問題なさそうだ。この価格帯の楽器としては良いと思う。

ただ、前にも書いたがアドラーは1本1本の性格がまったく違うのでどれを選ぶかが重要なのと、ボーカルとリードが極端に反映されるような気がするので、それらの選択も大変だと思う。

これで次の練習までにはおそらくピュヒナーが戻ってくると思うので、アドラーを吹くのはまた1年後になりそうだ。
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アドラー

2012年07月03日 | 日記
今週、ピュヒナーを釼持バスーンワークスさんに調整に出すことになった。

調整に出している間に、オケの練習が一回あり、それはアドラーで参加することになるので、一昨日から久しぶりにアドラーを吹き始めた。

昨年使ったボーカル(ヤマハP)とリードで吹いてみるが、これがなかなかうまくない。昨年はこれで吹いたはずなのだが、どうもしっくりこない。まずは、リードをいろいろと試してみる。去年のリードで使えそうなものは数本あった。次にボーカルを替えてみる。現在使っていないボーカルを試してみたところ、候補は2本になった。

1本は、ヤマハのPタイプ、ハミルトン、1.5。もう1本はヘッケルVCDE1(洋銀)。Pの方が音がクリアだが、VCDEの方が今吹いているピュヒナーに感じが似ているので、こちらに決定。このボーカルなら、現在VCDE1(真鍮)用に作っているリードの方が合うだろうと思い、出番待ちの新しいリード3本をおろして調整する。

アドラーはとても素直な楽器というか、ボーカルやリードに大きく左右される印象がある。合わないボーカルやリードだと息も入らず、音もまとまらず、音程も取りにくい。

リードはボーカルとのマッチングもあると思うが、傾向として振動しやすいリードでないと楽器が鳴らないようだ。ピュヒナーだと多少振動が少なくても吹けるが、アドラーだとまったく音にならない。なので、調整もできるだけ振動が多くなるように残してあったハート部分と根元を中心に削る。

これで1年通して吹いていればもっと鳴ると思うのだがいたしかたない。
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