バスーンふぁんたじあ

アマチュアバスーン吹きのメモ書き。

最近の作業(24'1.24)

2024年01月24日 | リード

 このところ少し時間があるので、意欲があるうちにと思い、ドナティの丸材を加工した。

 今回は94枚。硬度は一週間ほど乾燥させてから計測する予定。自分が使いたいところ(0.16~0.19)が多くあるとよいなぁ。

※後日計測した結果、~0.15(13枚)、0.16~0.19(53枚)、0.20~(28枚)ということで、使いたいところが多くあり、良かった。

 自分用のリードも、空き時間に一日一本とか二日に一本というペースで作製中。

 あとは、ドナティ材でFox1シェイパーのものを5本、リーズンスタッフR1AN(ナロー)を5本、硬めのコマツ材でFox2シェイパーのものを5本、FoxDCNで5本、それぞれプッペを作製中。

 コマツ材は主に知人用のリードに用いているが、0.16~0.19ぐらいで作るので、~0.15の少し硬めのものや0.2~の柔らかめのものが残ってしまう。これらの硬度にあうシェイパーがないか、と考えていたところ、コマツリード様の方で硬めのコマツ材にはFox2があう、との記述を見つけたので試してみることに。

 

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シェイバー考続き

2024年01月13日 | リード

  今回試したいシェイパーは、リーズンスタッフのR1AとFoxKKの2本。R1Aは最近入手したので、自分用にはまだ数本作ってみただけだが、自分が吹くには太めかなぁ、という感じ。なので、これを少し細めにしてみたい。FoxKKは、一年半ぐらい前までメインで使っていたシェイパーで、少し太めのReedsnFB2を入手してからは使わなくなっていた。FoxKKのりーどは軽くて明るめの音で気に入っていたのだが、現在の楽器やボーカルのセッティング、あとはたぶん自分の吹奏感の好みが少し変化したことで使わなくなった。なので、このFoxKKを少し太めにしてどうなのか、試したい。

 まずは、R1Aの細め(ナロー)バージョンを作る。いつもと同じようにシェイパーをかけた後、片側をほんの少しだけ押し出す。

 目標は0.2㎜。押し出した部分をカットする。カットした部分の厚さを計測すると、0.33㎜。うーん、難しい。二枚目は、0.21㎜。

うまくいったが、安定してできるようになるには時間がかかるだろうなぁ。目安としては、サイドから両手の親指の腹で押して、その腹の肉で押し出されるくらいか。

 次は、FoxKKの太め(ワイド)バージョンを作る。まず、片方だけいつもと同じようにかけてから、もう片方をカットする前にカットした方を押し出す。こちらも目標は0.2㎜。

 R1Aナローを4枚、FoxKKワイドを3枚。残りの3枚は型通りのFox2。

Fox2は、リード作りを始めたときに使っていたシェイパーで、細身のシェイパーに替えてからは友人用に作る以外は使っていなかった。今回作ってみようと思ったのは、リードを作り始めたころと組み方やワイヤーの位置、削り方も変化しているので、現在作ってみたらどうなるだろうか、と思ったため。Fox2は、先端が広めで銀杏の葉のようなカーブを持ち、カラー付近からチューブ部分は割と細め。この形は、低音での豊かに響き、かつ第3オクターブ目が低めにならず吹きやすくなるように設計されているのかもしれない。リーズンスタッフのシェイパーだと6.2と比較的似ているような気がする。

 ということで、10本をとりあえず組んだ。

糸巻きは来週に予定。削ってみるのは来月以降になりそう。

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シェイパー考

2024年01月12日 | リード

  試したいことがあり、その準備として手持ちのシェイパーの何カ所かのサイズを測定した。

 

 

Aカラーから30㎜上:  Bカラーから27㎜上:  Cカラーから10㎜上:  Dカラー部分
E:カラーから10㎜下:  Fカラーから30㎜下:  Gサイドラインのタイプ

                        A         B           C        D         E        F       G
Fox1:             15.1    14.32    10.80    9.03    8.76    9.3     MK
Fox2:             15.4    14.51    10.65    9.18    8.64    9.4     AK
Foxkk:           14.8    14.09    10.54    8.95    8.54    9.3      K
FoxSH:          15.1    14.47    10.85    9.41    8.72   9.0     AK
ReedsnFB2:  14.4    14.30    10.76    9.24    8.50    9.4    (MK)
ReedsnR1A:  14.7    14.69    11.07    9.37    8.83    9.7    (AK)

AFはカタログ等に記載されている数値、BCDEはデジタルノギスで測定した数値。
サイドラインのタイプはFoxについてはカタログ記載のタイプ、リーズンスタッフは私の見た感じ。

K=Knochenauer Shapes 曲線だけで構成されている
AM=Almost Knochenauer Shapes ほぼ曲線だが一部に直線がある
MK=ModifiedKnochenauer Shapes 曲線と直線のコンビネーションで構成されている

 ほんのわずかな違いが、吹奏感や響きに影響しているのだから面白い。

私のリードは現在Fox1シェイパー製が主なのだが、数値で見ると、その前に主に使っていたリーズンスタッフのFB2とよく似ている。サイドラインも似ているが、吹奏感は違う。特に第3オクターブ目の吹奏感と響きは、Fox1の方が音が細くならないが、軽く吹けるのはFB2の方だ。サイズで一番違う箇所は、カラーから下10㎜のところで、0.27㎜ぐらいの差がある。完成リードを目視しても太さの違いが分かる。ということは、ここの太さの違いがこの2本のシェイパーの吹奏感の違いを生んでいるとも考えられる。

 で、私が試したいことは、太めのシェイパーをほんの少し細く、細めのシェイパーをほんの少し太くしたら、吹奏感はどうなるのか、ということ。きっかけとしては、私のリードの師匠である三木先生が「ファゴットリード工房 ウィンドモーレン」にて、同じシェイパーのサイズ違いのリードを何種類も作り分けていて、なるほど、こういう方法もあるのか、と考えさせられた次第。 

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新年最初の作業

2024年01月11日 | リード
 今年最初の作業は、友人用の方法で組んだリーズンスタッフR1Aシェイパーのリード5本。ブレード28㎜で一旦カットして、リーガーのメイキングマシンで先端を処理し、ヤスリで整えてから27㎜にカットする。あとは、吹きながらワイヤーの具合を調整し、ナイフとヤスリで微調整して終わり。



 先日、バスーンアンサンブルの練習時に試奏してもらったところ、吹きやすいとの評価をいただき、5本ともお買い上げとなった。希望としては、リードの振動感を少し押さえて、吹奏感も少し重めにしたいとのこと。今回は手元にリーガー材がなく柔らかめのコマツ材で作っているので、ワイヤーをキンキンに締めていても割と振動が出ている。なので、以前のようにリーガー材で作れば、吹奏感は何とかなるだろう。

 そして、自分用のリードもぼちぼち削り始めた。



 とりあえずは2月と3月に木管五重奏の本番があるので、それ用のリードを確保したいところ。
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