バスーンふぁんたじあ

アマチュアバスーン吹きのメモ書き。

ピュヒナーサウンドその3

2018年03月22日 | 楽器
ピュヒナーだけのアンサンブル。メンバーも豪華、音もゴージャス。







常設のアンサブルとしては、ピュヒナー社の後援を受けるAmici Bassoon Trio があるが、ユーチューブでは映像がみつからなかった。彼らのフェイスブックでは、その演奏を聴くことができる。
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ピュヒナーサウンドその2

2018年03月21日 | 楽器
昨日の続き。

 Céleste-Marie Roy氏の音。軽やかできらきらしていてきれい。好きな音。




 Sándor Tamás氏の音も艶があって魅力的。




Koen Coppe氏(フラアンデレン(フランダース)シンフォニーの方?)の音。明るく華やか。

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ピュヒナーサウンド

2018年03月20日 | 楽器
 ピュヒナーは、他のメーカーにはない独特の響きがある。輪郭のはっきりした音で、硬質の輝きのある響きがする。好き嫌いの分かれるところでもあるだろう。

 ピュヒナーを使用されていたプロ奏者といえば、故田中雅仁先生が一番に思い起こされる。その演奏は、CD「Bassoon Brillantissimo」で聴くことができる。リンクは、このCDの中でも私が一番好きな「ハンガリー田園幻想曲」。



 最近ではやはり、ウィーンフィルの首席奏者、Sophie Dartigalongue(ソフィー・ダルティガロング)氏だろう。そのパワフルでいて格式のある演奏は魅力的で、このところ毎日聴いている。曲は、ジョリベのコンチェルト。聴き終わるといつも拍手してしまう。




 他にもユーチューブで探すと、ピュヒナーの記念行事の際の映像がいくつかあり、その中でも、ワレリー・ポポフの演奏する「リベルタンゴ」がかっこいい。ポポフ氏、現在いったい御年おいくつなのだろう。パワフルだ。

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ハンドレスト

2018年03月16日 | 楽器
ピュヒナー初号機は自分の手に合うハンドレストがなく、ずっと右手がしっくりこなかった。零号機の方でピタッとくるハンドレストを用いてもしっくりこない。なので、購入したアドラーのハンドレストも、パンプス用のクッションを貼り付けてしのいでいた。



先日、某楽器店へ出向いたとき、現在のピュヒナーに付属しているハンドレストを試させていただいたところ、割としっくりくる。取り寄せることも可能だ、ということで注文をしておいた。届くのは6月ごろの予定。

そのときの感触を思い出すと、今使っているハンドレストでも高さを上手く調整できれば、もう少し使いやすくなるかも、という感じがした。そこで早速試すことに。まずは、貼り付けていたクッションをすべて取り除く作業から。これが大変だった。

そして、楽器につけてみるとこんな感じになるが、やはりしっくりこない。少し高くしてネジで固定してみると、いい感じになる。私は、ハンドレストはネジでしっかり固定して動かないようにすると使いにくいので、ネジはゆるくしてハンドレストが自由に動くようにして使っている。そうすると、もともとのハンドレストの棒の長さが長ければ切って調整すればよいのだが、短い場合は足さないといけない。



同じ太さの金属の棒を溶接できればよいのだが、そんなことは私にはできない。何かいいものがないかと机の周りを探すと、以前リード乾燥台を作るときに使った竹ひごの残りを発見。6㎜程度に切る。




そして取り付け金具の中に入れてから、ハンドレストを取り付ける。



おお、いい感じだ。だいぶ右手のストレスから解放された。

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ピュヒナーボーカル・レビュー

2018年03月14日 | ボーカル
 ピュヒナーボーカルを購入。



 某楽器店に問い合わせたところ、ピュヒナーボーカルが入荷している、とのことで早速試奏に行ってきた。ピュヒナー初号機のD3が上滑りしないボーカルがあれば、即購入するつもりで行った。

 試奏できたのは、BD1.2、BC1.2、CC1.2。

 以前、CCとCDは試奏したことがあり、Dは安定しやすかったが3オクターブ目の吹奏感がいま一つと思い、購入に至らなかった。しかしながら、今回はとにかくD3を安定させることが目的なので、音色うんぬんは問わないことに。

 結果、もっともD3が安定したのは、BC1。次にBC2。

 既出の情報通り、CはBに比べると吹奏感も軽めで柔らかな音色の感じがした。BDは音色は暗めだが響きが軽い感じがして、吹奏感としてはこのボーカルがよかった。BCは今までに吹いたことのない吹奏感で、抵抗があって重いというよりも、息がたくさん入ってもっていかれる、という感じがした。音色は、自分が今まで目指してきたものと反対方向にある感じで、太くまとまっていて、華やかさはない。また、よく鳴るがppとかは少し大変になりそう、という感触がある。

 購入するかしばらく迷ったが、このBC1が自分の手持ちのボーカルも合わせた中で、一番D3が安定するのは間違いないため、購入決定。BC2も悪くなかったが、2本購入する余裕はない…。



 音色も吹奏感もこれまでとまったく変わったため、まずはこのボーカルに慣れることが大事だ。D3が安定するといっても、まったく問題が解決されたわけではなく、リードや吹き方によっては上滑りする。なので、このボーカルに合う吹き方とリードを探ることからはじめた。

 リードは、今までは無かった問題が一つ出てきた。D3が安定して出ても、その下のC♯3がぶら下がってしまうことがある。これまでのボーカルでは削りすぎてE2がぶら下がってしまうリードではC♯が下がってしまうことがあったが、今回の現象は、E2はちゃんと吹けてもC♯3がぶら下がってしまう。おそらくリードのバランスがボーカルに合っていないのだろう。
 
 そこで、手持ちのリードを、C♯3が下がるものと下がらないものに分けることにした。まだ全部試していないが、今のところ半々というところか。下がらないリード、下がるリードそれぞれの共通点をみつけて、これから作るリードに活かさなければならない。おそらく、これまでの削り方から大幅な変更が必要になるかもしれない。

 それから、オケ、木五、バスーンアンサンブルで試してみた。オケでは、今のところ問題なさそう。これから曲が仕上がっていて繊細なPPを求められたときに、ppで吹いているつもりでどう聞こえているかが、気になる。木五も同じ感じで、音量のバランスが取りやすいかどうか。

 バスーンアンサンブルでは、音量が大きすぎて問題になる、ということはないので、その点は気が楽だったが、高音域は今までの吹き方では出しにくく、リードによっては高音域の発音が難しい。高音域が出ないわけではないので、吹き方とリードの問題だと思う。息を持って行かれる分、体力的にはきつい。

 とにかく、ボーカルによって吹奏感や音色がこんなに変わってしまうことを、改めて実感した。しばらくは、このボーカルに慣れるための練習が続く。ふぅ。

※追記

 このボーカルをD3に問題のない零号機で使ってみると、D3がだだ下がりになりほとんど半音低く近く低くなるという現象が起きる。もともと零号機はD3が低め(たぶんリードとの関係)にくるので、このボーカルとは(今のリードを使う限りにおいて)相性がよくない。零号機はこれまで通り、エペボーカルを使うことにする。また、リードも零号機用に少し改良しようと思う。
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