バスーンふぁんたじあ

アマチュアバスーン吹きのメモ書き。

リーズンスタッフ・シェイパー他

2023年04月30日 | リード
先日加工したチャンカヤ丸材からのかまぼこ材の硬度を測定。

0.12×1、0.13×7、0.14×8、0.15×7、0.16×8、0.17×13、0.18×15、0.19×14、0.20×8、0.21×4、0.22×4、0.23×3、0.24×1 計93枚。

同じケーンでも測定する場所によって、それこそ測定ポイントが1㎜違うだけでも測定値が変わるので、あくまで目安となる。それでも今回は自分の好みの硬度のものが多かったのでよし。今年もチャンカヤの丸材は購入することにしよう。

チャンカヤは、ラボーロと同じトルコ産。ラボーロ社の創業に関わった人がチャンカヤを設立している。丸材から作ったリードは、どちらも似たような感じで、今のところあまり差はない。まぁ、チャンカヤ丸材リードはまだ製作本数も少ないので、はっきりとはしないが。GP(ガウジング・プロファイル済)ケーンについては、加工がきれいでプロファイル厚が選べるチャンカヤの方がお薦め。

これで現在使用している丸材のうち、手元に残っているのは、ドナティのみとなった。実のところドナティの丸材は予定より多く購入してしまったため、けっこう残っている。初回の加工では、リンプルで購入したものは柔らかいものが多く、ドナティから購入したものは適度にばらついていたので、もう一度それぞれに加工してみる予定。

そして、久しぶりリーズンスタッフのサイトを覗いてみると、シェイパーの記載が更新されていた。それによると、2022年12月以降のシェイパーの中には以前のもの数値が変更されているものがあるようだ。どのシェイパーかは分からない。また、シェイパーの数値情報が以前よりも多く記載されているので参考になる。

また、以前記事に書いたが、中央部のシリコンゴムとサイドの線についての記載があった。





Our straight shapers for bassoon have several unique features:
Silicone inserts at the center of the shaper hold profiled cane in place while shaping, and can be removed for those who shape their cane before profiling.
Markings at the thinnest point of the shaper hightlight the point at which the blade and shaping direction should be reversed.
The outer pair of lines are set 118 mm apart, to help center cane cut at this length on the 120 mm length shapers.

 中央部のシリコンは、プロファイルされたケーンをシェイプする際にケーンがずれるのを防ぐためで、シェイプ後にプロファイルする場合ははずすことができる。サイドのライン(内側の線)は最も細くなる部分で、シェイプする時にカッターの向きを変える目安になる。外側のラインは、118㎜のケーンを使用する場合のガイドになる。

とのこと。
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まだまだ加工中

2023年04月26日 | リード
2021年に購入したラボーロの丸材を数日に分けてかまぼこ材(ガウジング済ケーン)まで加工した。




色の悪いものが多く半分ほど廃棄したが、結果265枚のかまぼこ材になる。硬度は、0.16~0.20のケーンが117枚、そのうちよく使う0.17~0.19が84枚。

色の悪いケーンだと何が悪いのか、というと実のところよく分からない。というのも、組み立てる前(ガウジング前)に捨ててしまっているので、実際にリードにして使い比べたことがないからなのだが。うーん、今度試しに作ってみようか。

ちなみに、色の悪い(どちらかというと暗めの色)ケーンの色が、水に浸し乾かすを繰り返してその色に変化があるかを試したが、水の濁りは続くものの、大した変化はなかった。なお、乾いているときのケーンの色はそこまで濃くないので、乾燥した状態でケーンを選り分けるのはパッと見では難しい。写真下が乾燥した状態、上が浸水状態。




後日、昨年購入したチャンカヤ丸材の残りを加工。ただいま乾燥中なので数日したら硬度を計測する。



ここ最近の作業としては、オケ用に作っているFox1シェイパーのリードプッペを10本作成。



ここのところ、オケ用はFox1シェイパー/エペFFボーカル、バスーンアンサンブル用はリーズンFB2/ヘッケルVCDE1(ゴールドブラス)で安定している。木管五重奏用はバスーンアンサンブル用と同じか、材料をドナティに変更したもので試行中。

こちらは、オケ用に試しに作ったドナティ材でのFox1リード。




ラボーロ材と同じ感覚で削ってしまうと削りすぎになるので、その加減が難しい。

その他、クリーニングスワブを新調したり、




桐箱でリードケースを作ったりしている。





クリーニングスワブは、ボーカル用と、1枚でテナージョイントもブーツジョイントでも使用可能な大きなタイプ。この大きなスワブは、テナージョイントに「詰まらせない」ように引き抜けない大きさになっている優れもの。材質も以前のものよりも吸水性が良くなっているそうな。

桐箱は、友人が教えてくれたサイトで見つたもの。少しサンドペーパー等で手を入れて、蝶番を付け、リードリボンを両面テープで貼っただけ。作業時間は1時間ほど。慣れれば30分程度か。材料費は、1500円程度。全部で5箱あり、二箱完成したので残りはまた後日にでも作ろう。

コメント (3)
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ここ最近の作業

2023年04月03日 | リード
先般作ったFoxDCNのプッペを2、3本削ってみた。



メイキングマシンの設定は変えずにいつもと同じにしたが、グロウの鳴り方がいつものリードと異なるので調整に慣れるのに時間がかかりそう。音色は暗めで低めに聴こえるが極端に低くはない。オケの2ndで一度使ってみたところ、低音を吹くには良い感じ。ただ慣れるまでにはやはり時間がかかりそう。ということで、このタイプのリードを作るのは6月の演奏会が終わるまでは中断とすることした。

こちらは、材料違いのリーズンFB2。ラボーロ、ドナティ、チャンカヤ、メディール。



このところ材料やシェイパーを色々と試していたので、ふだん使いのリードのプッペを組んでいたなかったため、10本組んでおくことに。ラボーロ材リーズンFB2。



こちらは、お試しのドナティ材Fox1を5本。



時間がある時に思い、チャンカヤの丸材十数本を加工。
今回は、0.10×1、0.14×4、0.15×10、0.16×4、0.17×4、0.18×9、0.19×5、0.20×9、0.21×4、0.22×3、0.23・0.24・0.25はそれぞれ×1。計51枚。
前回よりも柔らかめのものもあり、0.16~0.20は31枚となかなか良結果。前回が硬めが多かったので今後チャンカヤを材料からはずそうかと考えていたが、これなら選択肢に残る。ということで、0.18~0.20のものでプッペを10本組み立て中。
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