バスーンふぁんたじあ

アマチュアバスーン吹きのメモ書き。

ここ最近の作業(16.12.17)

2016年12月17日 | リード
 以前、ガウジングとシェイプまでしておいたマダムギースの材料をプロファイラーにかける。マダムギースは、いろいろと試した中では、ピゾニーの次に気に入っている材料。ここのところマダムギースで作っていたなかったので、今の自分の作り方だとどんな感じに仕上がるのか、楽しみ。



丸材から仕上げるまでの作業の過程で、これが一番大変。鉋をかける回数が多いので腕が痛くなるし、時間もわりとかかる。今回は41枚。作業時間2時間。もう少し作業時間を短縮したい。



 こちらは、ガウジングとプロファイラーの設定を変更したケーンで作ったリード。初号機のD対策としてブレード26.5㎜にしたもの。再調整をしたところ、なかなかよい感じになったのだが、実際に合わせで使ってみてどうか。



 それともう一つ、お試し企画。現在、プッペから仕上げるときに、空いた時間で1本ずつ9割仕上げまでしていたが、数本まとめて作業行程を分け、数日かけて8割仕上げまでにする。その8割仕上げの状態でしばらくおき、とある作業を加え、時間をおいてから仕上げてみる予定。

 これは一回目の作業後のもの。プッペから先端をカット、メーキングマシンにかけ、先端をヤスリでならし、中央線部分を根元から先端にかけてけずり、サイドの厚さを調整し、おおざっぱなグロウがするところまで。



 数日おいてから、先端をさらにけずり、サイドと背骨の厚さを調整し、先端を1㎜カットして予定の寸法にして、角をカット、もう一度先端をけずって厚さを調整し、背骨部分の厚さを仕上げ予定よりも少し厚めに調整。グロウに細かな振動が出てくるところまで、7割仕上げ。ここから、またしばらく放置しておく。





 以前削っておいたメディール材のリードを、ほんの少しだけサイズ変更して再調整。グロウの感じはよいのだが、この材の場合、楽器につけてみるまで分からない。 

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このごろのこと12/7

2016年12月07日 | 日記
ここ最近のことを少し。

1、いわき市で開催された、弘源寺木管五重奏団様の第21回演奏会に、私たちの木管五重奏団がゲストとして出演させていただいた。素晴らしいホールは満席。緊張もしたが、とても楽しい時間を過ごすことができた。感謝です。ありがとうございました。それにしても、弘源寺木管五重奏団様、上手だ。

2、このところ、ピュヒナー零号機を吹いている。今週末の第九の演奏会も零号機の予定。
これまではエペAA1を使っていたが、第九のときはもう少し柔らかい音の方がよいと思い、しばらく使っていなかったエペFF1を使用するつもり。AAよりも少し重い感じがするのでふだん使っていなかったのだが、なんだかしっくりくる。零号機、FFと相性がいいのかも。

3、数日前に、バスーンアンサンブルの有志のメンバーでリード講習会を開く。以前組み立てたプッペを吹けるところまで削る。本当は削って、少し日をおいて、また削ってとするのが理想だが、そうそうそのための時間が取れないので、とりあえず完成まではこんな感じで削る、ということを見てもらった。お二人の方は人生初の自作リードで、一応音が出るリードができたようだ。あとは、調整次第。

 もうお一人の方は、リードを作られている方で、ご自分のメーキングマシン持参。
そのときに、メーキングマシンでプッペの左右が均等に削れない、ということが話題となった。リードの左右に均等に刃があたらないのだ。最初は、マシンの設定や刃が真っ直ぐついていなのだろうか、といろいろ試したが、とりあえずの結論としては、ケーンの厚さがもともと均等ではなかったのだろうか、ということに落ち着いた。

 ガウジングをしていると分かるのだが、なかなか全体を均等に削るのは難しい。材がゆがんでいたり、箇所によって硬さが異なったり、刃をあてる力具合が均等にいかなかったりして、どうしても厚さにむらができてしまう。メーキングの刃があたらなかったところは、他に対して薄く削れてしまって(他のところが厚く残ってしまって)いたのではなかろうか。市販のケーンでも、プッペを組んで先をカットしてみると上下で厚さが違うことが多々ある。

4、ガウジングマシーン戻る。刃が欠けてしまい、再研ぎに出していたマシーンが戻ってきたので、途中になっていた残りのケーンをガウジングした。





 うーん、やはり研ぎたてはスッスッと削れる。削りカスの厚さは約0.08㎜。



 ガウジングのときは、刃を動かす平均の回数の手前(8回なら7回目)で一度厚さを確認する。径が大きくてベッドにうまくのっていないと削りすぎてしまうことや、力のいれ具合で削り過ぎてしまうことがあるため。確認したら、最後のひと削りをしてからもう一度厚さを測る。



 前回の作業分と今回の作業分。

 
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