バスーンふぁんたじあ

アマチュアバスーン吹きのメモ書き。

木五本番

2011年11月26日 | 日記
11月23日は、とある音楽ホールの「アマチュアアンサンブルの日」コンサート。リコーダーやギター、木管アンサンブルなど、日頃アンサブルを楽しんでいるアマチュアグループにステージを開放しての音楽祭だった。

私も今年結成した木管五重奏で参加させていただいた。曲目はニールセンの木管五重奏曲の第1楽章。前回、他で演奏したときには緊張でぼろぼろだったので、今回はリトライのチャンスだった。音楽的な課題もさることながら、個人的には緊張感というメンタルな部分のコントールが課題でもあった。

出だしソロは緊張せずによかったと思うが、緊張感というのは演奏中に波のように襲ってくる。落ち着け、落ち着けと深い呼吸を心がけ乗り切っていくが、波にのまれた箇所が二ヶ所、ふっと意識が遠のいて一拍半落ちた箇所が一ヶ所出てしまった。

まぁ、しかし、これまでの中では一番グループとしてまとまった演奏になったのではないだろうか。私以外の腕達者なメンバーたちのおかげである。

うちあげは、以前ディナー・コンサートを開かせていただいたイタリア料理のお店。来年の活動についての話では、それぞれがアマチュアではあるけれども、ただ楽しいだけのグループではなく、音楽的にも追求していけるグループでありたい、という話にまとまってきた。私もこのグループを長く続けていきたいと希望している。そのためには、他のメンバーに少しでも実力が追いつくように、やはり個人レッスンを受ける必要を深く感じている。近くでいい先生がいればなぁ…。

これで年内の本番は、来月11日の第九のみ。
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リードの入れ換え

2011年11月19日 | リード
あいかわらずガウジングやプロファイラーの作業は滞っている。来週末になればなんとか時間と気持ち的な余裕ができそうなので今月中には作業を再開したいところ。

そんなんで新しいリードはなかなか補充することができないが、これまでに作ったリードは常に1軍入りを目指して日々調整中。



右上の10本はとりあえずレギュラー入り。といっても本番で使えそうなのは1~2本。その下のリードは2軍選手。ほとんどが1軍から降格したもの。使えそうかと思い実戦投入するも不調になり調整を兼ねて自宅練習用となる。自宅練習中にこれは1軍でも使えるかと思い1軍へ復帰するものもあるが、たいていは実戦投入でぼこぼこにされて2~3日で戻ってくる。

左のリードケースのリードは新人選手たち。数日間の調整を経て1軍入りを目指す。今のところどれも1軍入りを予想させるが、調子を崩し泣く泣く2軍行きか、あるいはそのまま実質戦力外の「中程度リード箱」へ放り込まれる可能性もある。しかし、滅多にないが即戦力のスーパールーキーが現れたときには、「本番可能性リード」として別枠のリードケースへ丁重に入れられる。

1軍リードは10本までと決めているので、新人選手が1軍へ登録されれば既存の1軍選手の中から比較して下位のものは2軍へ降格となる。2軍リードケースが定員の10本を越えた場合、やはり下位のリードを他へ移すことになるのだが、古いリードの場合は寿命まで優先的に使われて役割を終える。新しいリードはさきほどの「中程度リード箱」へと移る。

その他に控えの選手たちが保存用リードケースの中で出番を待っているが、そのうち半分は「中程度リード箱」か、「そのままポイケース」行きとなるだろう。
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室内楽演奏会本番と

2011年11月15日 | 日記
先週末は、Kオケの室内楽演奏会。昨年までは団内発表会だったものを、今年からホールでの演奏会としたらしい。会場はは音響の良い綺麗なキャパ200ほどのホール。団内発表会の延長という意識が強く集客もそれほど積極的ではなかったようだが、当日は160名ほどの聴衆があり、皆びっくりしていた。

私は、バスーン・トリオ、ベートーヴェンの七重奏(抜粋)、木管アンサンブル版/ブラームスのハイドンバリエーション(抜粋)の三曲に参加させてもらった。軽い緊張感はあったが、今回は楽しく演奏することができた。この感じを忘れないようにしたい。練習にあまり参加できなかったハイバリでは終曲の途中で音を見失うという失態をしてしまったのが悔やまれる。

どうやら来年も開催することになったようなので、次は何を演奏しようかとバスーンパートではすでに相談がはじまっている。

今月はレッスンやら本番やら練習が多く、仕事も何だかんだと忙しくなってしまったため、リード製作は滞っている。以前ガウジングをかけたピゾニー材はそのまま放置状態。うーん、年内にあとどのくらい作業ができるだろうか。

これまでバスーン以外の趣味はほとんど無かったのだが、5月以来はまっているワン・ピースとそのフィギュア収集が趣味の範疇に入ってきてしまっている。収集の趣味はきりがないのであまり手を出したくなかったのだが、少しずつ増えてきて作業机の周囲を圧迫しはじめた。









バスーン以外の趣味が長続きしたことは今までにないので、たぶん来年の今ごろにはやめているだろう。というか、やめていたい…。しかし、最近のフィギュアは出来がよい。
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アンサンブルレッスン

2011年11月10日 | 日記
昨日は、木管五重奏のレッスン日。以前から、一度プロの方にご指導いただこうという話をしていて、昨日のレッスンとなった。ご指導いただく曲は、ニールセンの木管五重奏曲の第1楽章。

一度通してからの先生のお言葉。「うーん、こじんまりしていて、おもしろくない」。

確かに。前回の本番でテンポがかなり走ってしまったり、緊張して音をはずしたり、結果良い演奏ができなかったので、皆慎重になりすぎていた。

「木管五重奏と他のアンサンブルと何が一番違うと思う?」と、先生からの問いかけ。「異種楽器のアンサンブルということでしょうか」「そう、その通り。同属楽器ではなく、これだけ個性の違う楽器のアンサンブルは他にない。それが、みなさんの課題をクリアする鍵ですね」うんうん、と頷く私たち。「とにかく、それぞれの楽器の個性を思う存分に出しましょう」

確かに。これまでにも異種楽器だから発音も違うし合わせるのが難しいよね、と話をしてきてはいたのだが、だから音を揃えよう揃えようという内側へ向かって音楽をつくってきてしまっていたらしい。まずは、それぞれの楽器が外に向かって主張することが大事なのだろう。私も、とにかく音程、リズム、バランス等とにかく正確に他と合わせることを一番にしてきたが、それだけだと慎重になるし、はずすことがこわくておっかなびっくり演奏することになってしまう。

そして、改めて冒頭からレッスンスタート。まずは、バスーンのソロから。「少し呼吸が浅いかな」はい。その通り。レッスンということで緊張もあり、自分でもそう感じていたので、まずはリラクッスせねば。「もっと自由にやりたいように吹いて」このお言葉がありがたかった。これまでは、曲全体のテンポをこのソロで決めることになっていたので、とにかくテンポ通りにカッチリと吹き、途中伸びたり縮んだりは御法度になっていた。何回か吹いているうちに気持ちもリラックスしてきて音も出るようになってきた。「うん、だんだん雰囲気が出てきたよ」

その後も、音楽の雰囲気がかわるタイミングや、テンポ感を合わせてかっちり吹くべきところ、のほほーんとした感じて吹くところなど表現のことでご指導いただき、1時間半のレッスンはあっという間に終了。やはり、こうしてレッスンしていただくと自分に何が必要なのかが分かるので大変にありがたい。

今回一番の収穫は、「こう演奏しなければならない」という呪縛からの解放であった。じつのところこの木管五重奏は楽しい反面、一番のプレッシャーにもなっていた。まずは、リラクッスして音楽を楽しむ。この大事なところを忘れていた。

やはりレッスンはいい。田中先生がお亡くなりになってから個人レッスンについていない。なかなか田中先生以外で師事したいと思う方がいなかったのだが、もう一度どなたかに師事して基本からレッスンしていただきたい、と最近思うようになった。
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今日のガウジングとリード

2011年11月03日 | GPS
昨日プレガウジャーをかけたケーンをプロファイラーにかけることに。ピゾニーはアクがけっこう出る。



昨日一回水を替えているので写真だと分かりにくいが、丸材を一晩浸したあとはけっこうな色づきだった。今回はそうでもなかったが、前回一晩水に浸してGPSまで削ったときは、少しべたついたような感じで、削りかすもごくわずかに甘かった。

とりあえず今日はガウジングをかけるところまで作業しておわる。プレガウジャーで削りすぎたものやガウジングがうまくいかなかったものもあるので、おそらく4~5枚はボツになりそうだ。



先日から削り比べをしている硬さ違いのリードの0.20のものを削ってみたところ、なかなか良い感じになった。今回は0.15~0.24のケーンを比べていて、今のところ今日削った0.20が抵抗感も音色もまとまっている。しかし、まだまだ比較する本数が少ないので、これからもどんどん削って比較していく予定。

今日削ったリードは今のところよい感じで、おそらくもう少し重くなるだろうから、もう一度調整が必要になるだろう。









今回嬉しかったのは、楽器につけて吹く以前のクロウの感じを頼りに削って、ほぼ狙い通りの音になったことだ。めったにないことで偶然かもしれないが、リードの削れ具合や形、各部の厚さを丁寧に観察することで、ある程同じ感じのリードが削れるようになりたい。加えて材料の種類、硬度が安定すれば、さらに良い。
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