研ぎに出していたガウジングマシンの刃が戻ってきた。というか、マシンごとお預けなので研がれた刃のマシンが戻ってきた。ガウジングマシンの場合、刃だけ研ぎに出す、ということはできないのだそう。マシンごとに刃のところのカーブが微妙に違うのだろう。リーガーに替え刃をオーダーしたときも、マシンに合わせるからマシンを送ってほしい、と返事がきたので、オーダーをキャンセルしたこともある。
早速、ピゾニーの丸材を加工することに。今日は昼間時間がありそうだったので午前中にでもやるつもりでいたが、仕事や用事がたてこんできてしまい、結局、合間をみての作業となり、夜までかかってしまった。まだ、プロファイルまではいっていない。
昨晩から浸けておいた丸材。20本あるので、ケーン80枚分となるのだが、途中で脱落していくので、最終的な目標は50~60枚。
浸けておくと、アクがずいぶんと出ることが分かる。
まずは、ケーンスプリッターで四つ割りにする。
この時点で2枚割れる。
次にプレガウジャーにかける前に、ある程度の長さに揃えておく。指二本分くらい長めにしておく。プレガウジャーをかけたときに、端の方が薄くなってしまうものが出てくるので、その部分を後でカットするため。
プレガウジャー、かける。この作業は割と好き。簡単だし、丸材からケーンにだいぶ近づいた感じがする。
かけた中から、
色の悪いものを選別する。右が色のよくないもの。
14枚が脱落。
残ったものを120㎜にカット。
そして、いよいよガウジング。おお、さすがに切れがよい。あまり力をかけなくても削れていく。厚さが1.3~1.4の中に入るように調整。今回はほぼ1.4ぐらい。計測はケーンの中央部分でしている。前回は、1.35ぐらいで良い感じだったが、若干響きが軽い感じがしたので0.05㎜厚くして試してみる。この0.05㎜の厚さの違いがけっこう大きい。
ケーンがガウジングマシンのベッドに合わずに浮いてしまうと薄く削れてしまう。削った後は1枚1枚厚さを計測して、薄くなってしまったものは捨てる。ここでまたまた3枚脱落。
結果、61枚のGケーンができた。
シェイパーまでかけておく。
来月から忙しくなりそうなので、プロファイル作業はもう少し後になりそう。
気がついたらピゾニーの丸材がほとんどなくなっていた。昨日RDGにオーダーしたところ、本日発送したとの連絡があった。
このところ自分用はビゾニーでしか作っておらず、以前オーダーした他の丸材は結構残っている。今度時間のあるときに、マダムギースを加工してみようか、とふと考える。