シリーズものの1作目が気に入ると、これから楽しみが増えるなあと幸せな気分。
主人公のChief Inspector Gamache はちょっと太目の「理想の上司」というタイプ。
彼の部下のJean-Guy Beauvoir は幸せ者だな。
英語の小説を読んでいると、聖書とシェークスピアからの引用がものすごく多い。
読書を楽しむには「聖書とシェークスピアに通じてないなければ!」なんて思ったこともあったけど、思っただけ、、
この本にもシェークスピアからの引用がありました。
The fault, dear Brutus, is not in our stars, But in ourselves, that we are underlings.
「我々がこんな状態なのは、星(運命)のせいではなく、自分たちのせいだ」
「ジュリアス・シーザー」から。
ジョン・グリーン原作のこの本のタイトル"The Fault in Our Stars"はここから来ていたことをやっと知りました(タイトルの意味がわからないとは思ったものの、調べもしなかった^^)。
邦題の「きっと、星のせいじゃない」というのは原題と逆じゃないかという意見もあるようですが、まさか今の状況が自分たちのせいだ、ってわけはないから、これでいいような気もする。
自分達のせいでもなく、運命のせいでもない。
Instead she'd put on another sweater, and even that was probably worn and pilled.
"pill" は毛玉、毛玉ができるという意味
こういう普通の表現って映画やドラマからの方が定着しやすい気がしますが、もう少し小説からも拾えるといいなと思います。
この本にもありました。
This sweater pills easily.
このセーターは毛玉ができやすい。
もうだいぶ前に買った本なんですが、しばらくぶりにまたぱらぱらっと目を通してみよう。
ああ~早く私も読みたいです!(^^)!ばっちもんがらさんと違って併読がどうもできない性質で。シリーズものにはまる楽しさをまた味わいたいです。ロバート・B・パーカーが亡くなって女性探偵ものの続編が望めなくなったのでスー・グラフトンに移行しようかなと思っていたところではありました。彼女も亡くなりましたが先が長くてちょっと先に進めないでいます。
聖書とシェークスピアは本当に多いですね。「聖書をわかれば英語はもっとわかる」「世界のエリートがみんな使っているシェイクスピアの英語」を持っています。両方とも西森マリーさん著。気になった時に開く感じで通しで読んでいないのですが(;^ω^)クリスチャンでもないしシェークスピアに詳しくない自分が会話で使うのはどうかとは思いますが、聖書由来らしいat the eleventh hourはレッスン時間ギリギリで体調が悪くなってキャンセルすることになったらごめんなさい、という時によく使います。他にもそれと気づかないで目にしたり覚えて使っているものの少なくないかもしれません。そういえば映画やドラマでよく聞くa heart of goldはヘンリー5世に出てくるとか。
スルーしていたものが実は、というのはやはりありますね。pillですが、洋服についているタグに取り扱い注意事項が書いてありますが、その中でよく「ピリング」という言葉が書いてあります。これってこのpillですね~。「毛玉」と書けば済むことのようにも思いますが。生活に身近なところからも拾えるなと再確認しました。
昔はV・I・ウォーショースキーや検視官シリーズのように新刊が出るのを楽しみにしていたものがあったんですが、最近はそういうのなかったなあ。
やっぱり聖書や、シェイクスピア関連の本あるんですね。今度図書館で探してみます。
heart of gold もシェークスピアなんですね。きっと知らずに使っている表現がたくさんあるんでしょうね。
えー、ピリングでpill だったんですか!知らなかった。
ピリングと毛玉。同じものとは思えない。
V・I・ウォーショースキーや検視官シリーズは英語で読まれたんですか?前者は映画を見た記憶があります。キャスリンターナーだったような。検察官シリーズの1巻目は翻訳で読みました。英語だと私には難しそう。どちらもまだ続いているでしょうか。サザエさんと違いヒロインがシリーズを読み進めるうちに自分と同様、年齢を重ねていくのもいいですね。
VIも検査官シリーズも英語版で持っているのは1冊だけで、他は日本語で読みました。
この頃はオリジナルで読めば翻訳を待たずに読めるなんて考えてなかったのかも。
それを実感したのが「ハリー・ポッター」シリーズでした。この時は英語が読めてよかった!と思いました。
登場人物が年を取っていくのと、さざえさんのように変わらないのと。どちらも長所、短所があって捨てがたい。
クリスティのミス・マープルはずっと老婦人ですね。