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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

箱もかわいい

2022年11月03日 | 環境システム科
箱詰めが完了したリンゴ箱。
最後はメンバーによってテープで封印されました。
それにしてもリンゴのイラストがついたテープとは
なかなか可愛いものです。
しかし気になることがひとつあります。
中生種は、あまり日持ちしないものがあるからです。
そこで箱詰めが終わったら
すぐに宅配便の集荷場に持参し、冷蔵便で送りました。
今の時期、リンゴを地方発送する人は多いのですが
冷蔵便にする必要はないと皆さんおっしゃいます。
なぜなら気温がとても下がっているからです。
しかしこのリンゴを沖縄に送るのだと説明すると納得。
天気予報ではなんと最高気温28度と
まだまだ暑い日が続いているからです。
暑い時期にシャキシャキのリンゴ。
北国の味を喜んでもらえれば幸いです。
ではどんな品種がこの箱の中に入っていると思いますか。
次回ご紹介します。
名農は文化祭の振替えもあり今日まで3連休です。
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誰ひとり取り残さない

2022年11月02日 | 研究
先日、嬉しい情報が跳び込んできました。
それがこれ。なんと農業クラブ特級位の合格のお知らせです。
よく数えるとフローラに届いたのは6枚。
そうです。チーム6名全員が最高位の特級を取得したのです。
特級位を取得する人は、全国で毎年たった数十人だけ。
合格基準は研究活動のレベル。役職などは一切関係ありません。
しかし同じ研究で複数名合格させることはできないルールがあります。
したがって協同研究でも、担当者ごとに内容をいくつか分割してレポートを製作し
受検しなければなりません。ということは、もし5名で取り組んでいたとしたら
レポートを5分割。でもそれでは、それぞれの内容が薄くなってしまい
受検しても不合格になってしまいます。意外と難しいんです。
しかしフローラは大丈夫。なぜなら一人一テーマがフローラの流儀。
分割など最初からあり得ない話です。ただ全員が特級に値する優れた
研究成果を上げるかどうかは別の話。そんなこともありちょっと心配していましたが
どのメンバーも頑張ったおかげで、今年はぞれぞれ面白い成果を導き出しています。
SDGsじゃありませんが誰ひとり取り残さず、そろって合格したのは嬉しい限りです。
名農はもう1人合格した人がいるので、全部で7名もいます。
これは全国トップかもしれません。
後で機関誌リーダーシップで紹介されるはず。
大きな収穫を得たフローラハンターズです。
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これ欲しい

2022年11月02日 | 学校
ブルーベリーの収穫について調べていたら
北欧のサイトで面白いものを発見しました。
そこがこの赤いチリトリ。bärplockare(ベールプロッカレ)といいます。
チリトリの底の先端部分がクシ状になっているので
このように枝を差し込み、髪をすくようにして
ブルーベリーを収穫するものだそうです。
手積みと違い、手を汚さずに簡単にたくさん採ることができるようで
収穫後に葉と実を分けると説明されています。
北欧ではごく一般的なものだそうですが、初めてみました。
ブルーベリーは栽培が簡単ですが、
小さな果実をいちいち収穫するのが大変です。
しかしこれなら簡単。価格は99スウェーデンクローネ。
日本円で1300円です。もしかしてと思い
大手通販サイトで探してみたら
ベリーピッカーという名前でちゃんと売っていました。
フローラはこんなものが欲しかったんです。
来年もフローラが収穫できるかわかりませんが、
誰がやっても手間がかかるもの。
次回の収穫のために手にさっそく入れたいと思います。
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お礼肥

2022年11月01日 | 環境システム科
霜月になりました。
果樹には「お礼肥」(おれいごえ)という専門用語があります。
これは収穫が終わった果樹に肥料を与えること。
もちろんこれから越冬するので、実を大きくするなど
目の前の目的のために施すのではありません。
お礼肥とは、冬の間にじっくり栄養を蓄えて、
来年また立派な実をつけてもらうためのものなのです。
1年間、豊かなみのりをくれた樹木に感謝するあたり
自然を敬う日本人らしい考え方だと思います。
さてこれは先月のブルーベリー。この樹木は酸性土壌を好むので
何でも施肥すれば良いというものではありません。
そこで彼らが施しているのは肥料ではなくビートモス。泥炭です。
1年間の栽培で減ってしまった鉢にまたピートモスを足して
酸性に戻しています。このように畑や鉢に別の場所からもってきた
新しい土を入れることを「客土」といいます。
建築用語ですが、農業でも使います。
さてこのブルーベリー。来年はいったい誰が収穫するのでしょう。
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ミステリーツアー

2022年11月01日 | 研究
御座敷で鍋を囲んでいるのは2016年のTEAM FLORA PHOTONICS。
なんと左にはテレビクルーがいます。
実はこの年のフローラは観光甲子園という大きな大会で日本一を受賞。
彼らが2年生の時に考えた観光プランは、一戸から九戸までの
「戸(のへ)」が名前につく市町村を巡りながら、
戸の意味と、今はなき四戸の場所を探るというミステリーツアー。
これが大受けで、さまざまなメディアの取材を受けました。
この取材は今はもうない朝の情報番組「あさチャン」。
番組の中で15分ぐらいの特集を組んでくださり
フローラが実際に町を巡りながら名物を紹介していきました。
戸の意味のヒントは、市町村で見学や食べたりする名物。
ここは南部町のお隣の五戸町。この町の名物は馬肉です。
町の料理店で美味しい馬肉鍋や馬刺、焼肉などを食レポをしました。
この店はフローラの解散会でよく使う馴染みの店。
しかし撮影が終わり、食べてもいいと許可が降りたときには
熱々のお鍋がもうすっかり冷え切っていました。
取材は2日に渡り行われ、みんな疲れましたが、
オンエアでは夏目三久アナがコメントを述べてくださるので、
とても嬉しかったのを覚えています。
さて戸の意味は牧場のこと。昔から南部は優れた馬産地で
その管理をする役所を置きました。それが戸がつくところ。
つまり戸は、牧場の木戸という意味でつけられています。
また現在ない四戸は、位置的には名農のある南部町から八戸にかけて。
その証拠に南部町には他の町村の何倍もの四戸さんという方が
突出して住んでいます。これがミステリーツアー。
機会があったら、ぜひ美味しい馬肉を食べに来てください。
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