花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

ご褒美

2022年11月18日 | 研究
動画コンテストで念願のグランプリを受賞したフローラハンターズ。
2年間の活動で日本一はこれで4回目ではありますが、半年ぶりの快挙です。
さて2009年から活動を始めたTEAM FLORA PHOTONICSから
途絶えることなく続けてきたのが県外遠征。フローラの代名詞です。
毎年メンバーは変わりますが、いつもみんなが楽しみにしていたのが食事。
しかしここ数年はコロナの影響で、遠征は自粛。大会もオンラインとなり
その楽しみは長い間、おあずけ状態となっていました。
ところがこの秋は少し落ち着いたことから、現地開催の大会が増えてきました。
この大会もそうです。マスクなどの対策をしながら
なるべく対面でやろうという動きが再開しつつあるのです。
そんなことでグランプリを受賞した二人にもご褒美のパフェ。
フローラが機会あれば昔から食べている抹茶の高級店です。
以前、ここで食べたのはいつでしょう。
記憶はありませんが、もしかしたらTreasure Huntersがまだ2年生の時、
つまり3年前にみんなで食べたかもしれません。
みんなで協力しながら研究を進めることがもちろん一番重要なことですが
「同じ釜の飯を食う」ことで連帯感は増していきます。
それが県外の非日常空間であればなおさら、思い出に残ります。
フローラはこのようにしてグループを戦うチームに育ててきました。
一昨日はみぞれが降りました。コロナの第8波が始まっている初冬ですが、
早くまたみんなでこのような機会が持てればと願います。
主催者サイトで大会の様子が公開になりました。
ぜひご覧ください。
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自由と責任

2022年11月18日 | 環境システム科
学校設定科目の「起業チャレンジ」。
自分たちで模擬法人を設立して、1年間水耕野菜の生産販売を通して
ビジネスのノウハウを学ぶという全国でも名久井農業高校にしかない科目です。
人気の秘訣は経営に関するほとんどの権利を学習者である生徒に渡したこと。
何をいつ栽培して、どう販売するかまったく自由なのです。
しかしその反面、経営に関するすべての責任を負うことになります。
そんなことでかつて学習の最後に感想を書いてもらうと
「高校時代で最も楽しかった科目であり、最も辛かった科目であった」という声が
毎年のように寄せられました。
さて今年も3社が起業チャレンジ専用温室で春から売り上げを競い合ってきましたが
初冬を迎え、その戦いもそろそろ終わり近づいてきました。
先日、温室を覗いてみると美味しそうなレタスがいっぱい。
最後に一花咲かせようと各社クリアランスセールでもするかもしれません。
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イチゴ園

2022年11月18日 | 環境システム科
環境システム科は圃場を持っていない学科。
しかしたくさんの温室を所有しています。
大きなものは野菜の水耕栽培温室、そして数が多いのが草花の温室。
その中で比較的こぢんまりとしたガラス温室があります。
中を覗いてみるとご覧のようにイチゴ苗でいっぱい。
そうです。ここはイチゴ園なのです。
それにしてもこの装置、変わった形をしていると思いませんか。
パイプが立体的に組まれ、その中を養液が循環しているのです。
少ない面積でも株数を確保できるのでよく観光イチゴ園で見る栽培装置ですが
環境システム科では小さな温室のため導入されました。
しかし欠点もあるそうです。それがポンプが何らかの原因で止まった時。
一般的なプールのようなベッドに養液をためて栽培している装置では
循環ポンプが止まっても根は水中にあるので枯れることはありませんが
この装置は違います。ポンプが止まった瞬間、パイプ内の養液が
重力で全部下に落ちてしまいます。気が付かないと水不足で枯れてしまいます。
噂によると今まで何度かそんなトラブルがあったようです。
その度に苗を購入していてはとんでもないお金がかかるので
最近は苗を自分で育てているとのこと。
この苗も養液栽培班が自ら育てたようです。
このイチゴ、今年は植物工場のイチゴジャムとして販売されました。
今度実るのは来春。楽しみです。
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