花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

燃えるトンネル

2022年11月17日 | 学校
校舎から野菜圃場である第3農場に行く途中の木立のトンネル。
春は新緑で癒し、夏は強い日差しから名農生を守ってくれる場所ですが
今はご覧のように赤や黄色に紅葉し、燃えるトンネルになりました。
この中を歩くのは楽しく、気分がいいもの。名農一の紅葉の名所です。
昭和40年代に馬淵川沿いからこの高台に移転した名農。
当時は緑がまったくなく、校舎は砂嵐の中だったといいます。
この問題を解決しようと当時の先輩方が長年続けてきたのが緑化活動。
昭和60年頃にはその努力が認められ、内閣総理大臣賞を受賞しています。
つまり緑化日本一。小さな学校ですが、
美しくきらりと光る存在として今なお輝いています。
そんな先輩方が作ってくださったこの樹木のトンネル。
大きく育ち、今後輩たちがその恩恵にあずかっています。本当に感謝です。
この第2農場をベースキャンプとしているのは生物生産科。
彼らは毎日のようにこのトンネルをくぐって農場に向かっています。
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フローラダービー

2022年11月17日 | 研究
ちょっと不思議なものをご覧いただきましょう。
これはFLORA HUNTERSがこの1年間に応募する予定のコンクール一覧。
グレーで塗りつぶされているのは、今年は応募しないもの。
例年よりも応募数はグッと減らしています。
また予定していても準備ができず、応募しない大会もたくさんあります。
面白いのは6名のメンバーがそれぞれ何を応募したかが
書かれてあるところ。そして入賞すると獲得したポイント数が書かれています。
ポイントは1位、上位入賞、入賞、参加賞の4種類あり
誰が今年ポイントNo.1になるか競っているのです。
つまりこれは馬券のシーズン券ようなもの。
10年以上続けてきたフローラダービーです。
さて共同で行ったもの、個人で行ったものなど
ひとりで複数の研究成果を持っているメンバー。
どこに何を出すかも勝敗を左右します。
するとこのところ面白い現象が起きています。
今年を代表する研究は、塩害抑制と赤土流出抑制ですが
これとは別の研究が受賞し続けているのです。
それが水質浄化。塩害抑制で世界大会に出場するために
昨年秋から途中で休止しているものです。
休止するまでの成果をまとめていますが、なぜかこれが好評。
先日FFJ特級に6名全員が合格しましたが、塩害や赤土を抑えて
環境分野でこの研究が全国最優秀研究と評価されました。
本命の塩害抑制、対抗の赤土流出抑制、穴馬の水質浄化。
年末が近づき、熾烈なフローラダービーも佳境に入ってきました。
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不完全燃焼の解消

2022年11月17日 | 研究
高校生のエコなアイデアを動画で紹介するコンテスト。
お付き合いで参加したつもりが、なんとグランプリを受賞しました。
受賞者が司会者によって3位、2位と順に呼びあげられましたが
名前はありません。すると最後のグランプリで「青森県立」と
呼ばれたではありませんか。びっくりしてポカンとしている2人。
しかし受賞後の受賞スピーチでは、
作品の編集を担当したメンバーが堂々と話していました。
大会が終わって控え室に戻ってきた彼女たちが始めたのが写真撮影。
賞状と副賞のプレートと並べて記録していました。
作品作りの準備はフローラメンバーみんなでお手伝いしましたが
実際に撮影して編集したのは彼女たち。
彼女たちは努力したストックホルムでは受賞を逃し、
先日の県高校総合文化祭でも2位。
それだけに自分の作品を高く評価してもらったことが
嬉しかったのだと思います。やっと不完全燃焼の解消です。
会場を去る際、この皇居の近くで水研究の国内予選があったことを思い出し
もう1年が過ぎたんだと話しながら、帰路につきました。
大会はこれからが本番。最後まで大暴れして欲しいものです。
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