花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

発泡煉石

2022年11月06日 | 環境システム科
環境システム科の温室で不思議なものを見つけました。
それがこれ。プランターから野菜のようなものが芽を出しています。
プランターの周囲にはパイプがあり、そこからかん水しているようです。
これは自作の水耕栽培装置。さすがは環境システム科。
こんな装置は朝飯前に作ってしまいます。
面白いのがプランターの中に入っているのは土ではなく
ハイドロボール。日本語では発泡煉石といいます。
レンガで出来た丸い中空の粒状の園芸資材で、知っている人も多いはずです。
かつて発泡煉石でキノコを栽培したことがあります。
キノコは土やオガクズが必要不可欠なイメージがありますが
意外とそうでもありません。オガクズがわりに
フスマなどの栄養分を添加したら、あとは菌糸が伸長できればいいのです。
発泡煉石ではエリンギやタモギタケ、ナメコを栽培しましたが
問題なく成長しました。栽培後は洗浄、殺菌すると再利用可能。
樹木の伐採やオガクズの廃棄問題に貢献できるアイデアとして
これまた高く評価をいただいたものです。
さてこのプランター。もう11月なのに無加温で大丈夫なのでしょうか。
またこんなに水をかけて根腐れなど起きないのでしょうか。
ちょっと心配です。
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リンゴの唄

2022年11月06日 | 学校
今、フルーツの里「南部町」では晩生種のリンゴ収穫が始まっています。
先日、沖縄にプレゼントしたのは、紅玉やシナノスウィート、ジョナゴールドなどの中生種。
いずれも知名度の高い品種です。
しかし青森では「大きなねぶたは後から出てくる」というように
これから出てくる晩生種はもっと有名。ふじ、王林、シナノゴールドなど
現在の日本リンゴの代表となるものばかりです。
晩生種は収穫時期に雪がちらつく中の作業というイメージがありますが
最近は温暖化の影響か初雪が降るのも遅くなっています。
今年の冬は早いという天気予報がありましたが、果たしてどうなることでしょう。
文化祭も終わり、おそらく名農でも収穫作業が急ピッチで進んでいるはずです。
さて可愛らしいリンゴはいろいろな歌になっていますが
中でも年配の方が口ずさむのがズバリ「リンゴの唄」。
1945年、戦後第1作目の映画「そよかぜ」の主題歌なのでリアルタイムには知りませんが、
「赤いリンゴに唇よせて〜」で始まる歌は知っています。
この歌の歌詞を作ったのがサトウハチロー氏。
ご存知、名久井農業高校の校歌の歌詞も作ってくださった日本代表する詩人です。
「小さな秋みつけた」「うれしいひなまつり」などの童謡で有名ですが
同じサトウハチロー氏の歌詞に加藤和彦氏が曲をつけると
「悲しくてやりきれない」というフォーククルセダースのヒット曲になります。
3年間、コロナにより声を出して校歌を歌えない今の3年生。
将来、同窓会を行ったら歌えるのでしょうか。
卒業式まで4ヶ月。最後は素敵な校歌を自分の声で歌って欲しいものです。
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