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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

名久井岳の標高は?

2017年05月21日 | 学校
名久井農業高校から臨む名久井岳。
5月も中旬となり新緑が増えてきました。
名久井岳は麗岳ともいわれる標高615mの山。
それほど高い山ではありませんが
周辺の市町村からよく見えることから
この地域のシンボル的な存在となっています。
チームはこの名久井岳の麓にある法光寺で
ハスの復活プロジェクトに取り組んでいます。
では法光寺のあるところはいったい標高何mでしょうか?
地形図で調べてみると約標高220mと意外と高くありません。
それではこの名農の標高はどれぐらいでしょうか。
スマートフォンのアプリは50m前後を示しています。
自分の住んでいるところの高さなどあまり気にすることはありませんが
615mという名久井岳を眺めるたびについつい考えてしまいます。
さてチームは本日、サクラソウの保全について情報交換するため
宮城県の国営公園を目指します。
そこではどんな美しい景色を見ることができるのは今から楽しみです。
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バイオエンジン進化中!

2017年05月21日 | 研究
チームの温室をご覧下さい。
現在のチームの研究に欠くことの出来ない植物である
「サンパチェンス」が今年もやってきました。
鉢数にすれば約100鉢。
チームは今から3年ほど前、
このサンパチェンスと微生物の営みを
まるで機械の歯車のように連動させて
都市公園の水質を浄化するシステムを開発しました。
その名も「バイオエンジン」。
このユニークなアイデアと水上ガーデニングという発想は
全国で高く評価されています!
しかし面白いところは毎年のように後輩たちが
このシステムに改良を加えていることです。
開発当初のバイオエンジンはタイプ1、
翌年にはタイプ2、そして昨年は
今まで最も高性能のタイプ3の開発に成功。
地元の池を使った実証試験にも成功しています。
そしてとうとう今年4月にパシフィコ横浜で開催された
日本フラワー&ガーデンショウで全国デビューも果たしています。
そんなことから今年も地元からの
設置オファーがたくさんあるバイオエンジン。
来月には各地で設置作業が始まる予定です。
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3回目の花見始まる!

2017年05月20日 | 学校
名農には花見が3回あります。
ひとつは本家本元である4月中〜下旬の桜。
もうひとつは5月上旬のリンゴなどの果樹の花。
そして3回目は今真っ盛りのツツジの花です。
ご覧下さい。日に日にツツジが校舎を赤く染めていきます。
ところで右端に見える変わった形をした樹木がわかりますか。
これは枝を刈り込んで作ったトピアリーで
なんと「ゴジラ」の姿をしています。
頭でっかちなのでとても可愛らしいとは思いませんか!
毎年見ているのですが、少し変化してきたところがあります。
頭の上についているとさかのようなヒラヒラが
なんだか大きくなっているのです。
このままいくとゴジラではなく
変な髪型をしているお兄さんになってしまいます。
ゴジラには縁遠い生徒たちかもしれませんが
もう少し刈り込んでくれるとよりゴジラに似てくるはず。
頑張ってもらいたいものです。
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人工受粉? 人工授粉?

2017年05月20日 | 園芸科学科
先日、果樹班が行ったドローンによる
リンゴの人工授粉は大きな反響を呼びました。
ご覧のとおり、地元2紙はなんとトップ記事で掲載しました。
さらに共同通信社が取材したことで、翌日には
東北はもちろん、四国や京都、東京など全国で紹介されています。
いかに期待されているかがよくわかります。
結果は1ヶ月後。今から楽しみにしています。
さてこの新聞の見出しに「授粉」と書かれてあります。
これは人工授粉のことで、人の手によって行われるため
「授ける」という文字を使います!
昔はこのように私たちも習いましたが、
今、教科書では「人工受粉」と書くのが一般的になりました。
自然であろうが人の手であろうが受粉は受粉ということだと思います。
きちんと勉強している生徒たちにとってみれば
新聞が間違った字を書いていると思うかもしれません。
時代によって文字の表記も変わってきています。
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ドローンで人工受粉!!

2017年05月19日 | 園芸科学科
園芸科学科で今年から取り組んでいるドローン研究。
なんとドローンで果樹の人工受粉をしようというのですから驚きです。
人工受粉といえば梵天と呼ばれる耳かきのような
ふわふわの毛に花粉をつけて、
一花一花雌しべにつけてあるくのが一般的です。
しかし彼らが考えたのは花粉を溶いた溶液を
樹上からドローンで散布しようとするもの!
以前から溶液受粉という名で知られていましたが
結実率が落ちること、スプレーするのに
なかなか良い方法がないことから
あまり行う人はいませんでした。
しかし人の手で行うと、たくさんの木があるうえ
高いところには脚立に上がらなければならないため
とんでもない時間がかかります。
高齢化が進んでいる農村にとって時短・省力は大切なキーワード。
そんな問題を解決しようと立ち上がった果樹班に注目です。
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