花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

ネギの礫耕栽培

2017年05月04日 | 研究
さて彼らが木工の技術を使って製作した木枠。
どのように使うのか覗いてみました。
すると小型の礫耕栽培装置の上にこのようにのせています。
礫とは小さな小石、ここでは軽石を使っていますが
中から顔を出している植物は西洋ネギの「リーキ」。
お隣の装置には下仁田ネギの苗が植えられています。
ネギはご存知の通り、栽培中に土寄せをして
光を遮り、白い部分を作ります。
しかし土のためネギは黒くなってしまいます。
そこで彼らが考えたのが礫で栽培するアイデア!
これなら汚れることがないので、きれいな姿で収穫できます。
ところが礫を積んでいくといつかは崩れてします。
それを防ぐためにこの木枠を作ったようです。
でもこの研究目的はネギを礫耕で栽培することではありません。
果たして本当の狙いはなんでしょう。
2年生のためにまだ秘密にしておきます。



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研究に活かす匠の木工技術

2017年05月04日 | 研究
チームが使っている馴化温室は3つの小部屋に分かれています。
本来ならば馴化温室とはバイオテクノロジーで作り出した洋ランを
生育ステージごとに部屋を使って徐々に外界に慣らしていくための温室です。
しかし現在、名農ではそれほど洋ランの培養は盛んではないため
今から9年前にチームが光を使った研究温室として借用しています。
ここはそんな馴化温室の真ん中の部屋です。
集まっているのはチームの2年生。
小型の水耕栽培装置に何やら取り付けています。
よく見る木製の木枠ではありませんか!
驚くのはこの全く同じ寸法の木枠を6個を
たった1時間で自分たちの力だけで作ってきたことです。
まるで匠とも呼びたくなるすご技。
話を聞いて見ると工業の授業で木工があり
1年生の時に、工作機械を使って実習したことがあるそうですが
学んだことを実践に活かせるなんてなんと頼もしいのでしょう。
さてそれではなんのためにこの木枠を作ったのか覗いてみましょう。


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