花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

植物工場ピンチ?

2017年05月13日 | 環境システム科
環境システム科では3年生が自分たちで模擬農業生産法人を立ち上げ
野菜の生産販売に取り組む全国でも珍しい授業があります。
その名も学校設定科目「起業チャレンジ」。
この授業を支えているのがこの水耕栽培装置です。
ご覧のようにLEDを搭載し、生徒たちが自分の考えを
自由に栽培に反映させることができます。
ところが先日、大きなトラブルに見舞われました。
なんと気がついたら水耕装置が動いていないのです。
よく見るとせっかく育てた野菜の4分の1が萎れています!
どうやら電源が落ちているようです。
工業の先生が復旧にあたってくれ2台は動き出したのですが
1台は装置が故障している可能性があるとのこと。
すぐメーカーに連絡して点検してもらうことになりましたが
それでも数日後でなければきてくれません。
一生懸命育ててきた生産担当の人たちは
ショックで笑顔を消えてしまいました。
これが機械を使う農業の怖いところ。
しかし落ち込んでばかりはいられません。
そこでまだ生き延びている植え付けたばかりの苗を
緊急回収してまた育苗室にもどしていました。
起業チャレンジはいろいろな試練を乗り越えることで
生徒たちの心も育てているようです。
さて明日は八戸市のど真ん中、
ポータルミュージアム「はっち」で
名農ファーマーズマーケットというビッグイベントが開催されます。
自慢の野菜や草花の苗はもちろんですが、
ひし刺しやキノコ、水耕栽培などのワークショップも行われる予定です。
ぜひご来場ください。
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立夏のブルーモーメント

2017年05月13日 | 研究
国立極地研究所と連携して
日没後から暗黒の闇になるまでの短い時間あらわれる
空や周囲が青く見える現象「ブルーモーメント」を観測しているチーム 。
立夏を迎えた先日、久しぶりにあらわれたので出現時間を測ってみました。
正式にはこの日の日没時間を調べなければいけませんが
およそ日没後から40分ぐらい続いていました。
チームが3月に行った際もだいたい同じ時間。
冬至が近づく昨年の11月に行った時は30分もありませんでした!
やはり日が長くなるにつれてブルーモーメントも長くなるのでしょうか。
太陽の動きと深い関係があるのは間違いないので
夏休みにじっくり3年生で調べてみたいと思います。
なぜなら今年11月にはこの観測データと南極昭和基地から送られてくる
観測データを比較して国立極地研究所で発表することになっているからです。
園芸科学科から農と工を融合して学ぶ環境システム科に移行したチーム。
ますます研究テーマは広範囲に拡大中です。
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