花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

FLORA Illustrators Club

2024年05月22日 | 研究
パソコンに向かって作業しているのは3年生のFLORA HUNTERS。
いつものミスト実験ではなく、パワーポイントで絵を描いています。
実は自分たちが取り組んだ研究を説明しやすいようにイラストにしているのです。
しかしイメージはあってもそう簡単に描けるものではありません。
彼は何度も何度も直しながら3枚のイラストを仕上げていました。
でもこのような作業をすると、頭の中が整理されるのは間違いなし。
なかなか良い経験をしていると思います。
さてこのFLORAのイラストレータたちの締め切りは今週一杯。
もう残すところ数日しかありません。
さらに運のないことに金曜日は名農の地区分会。
自分の出身地域の公共施設に花を植えるという一大イベントで
全員校外で作業し、そのまま帰宅してしまいます。
そんなことで金曜日は活動休止。
したがって土曜日出校も覚悟しています。
研究活動は今が正念場。もう一歩前に進む時です。
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時代おくれ

2024年05月22日 | 学校
この用紙を見て何かわかる人はかなり少ないはずです。
これは自記風速計の記録用紙。風速に応じてペンが振れ
この用紙の上に記録していくアナログ装置に使うものです。
名農のレジェンドといえば気象班ですが、当時本拠地だった第1農場には
自記温度計、湿度計、風力計などがたくさん備えられており
この用紙もたくさんストックされていたものです。
ところで先日の体育祭は運が悪く、とんでもない強風に襲われましたが
八戸では最大瞬間風速が台風並みの29.1m/sだったそうです。
今から20年以上も前、当時三本木農業高校で気象観測を担当し
毎月、月報を校内で発行していました。
ある時、記録に残る大型台風が直撃することがわかりました。
農場では物品が飛ばされないよう倉庫に格納し、
その日は早く帰るように指示されました。
気象担当者としてはなんとか記録を残したいので
自記風速計のスイッチをいつもの平均風速から瞬間風速に切り替え帰宅しました。
台風が過ぎ去った翌朝、真っ先に風速計をチェックしたらびっくり。
停電で止まっていました。残念ながら爪痕を記録することはできず
がっかりしたのを覚えています。
さて今日は農業クラブ主催の農業鑑定。かつては実物鑑定といって
種子や肥料、農薬など農業に関する用具などを答えるクイズのような競技でしたが
今年から出題基準や分野が変更になったそうです。
この記録用紙もかつては出題されたものですが、今はデジタルの時代。
もう出題範囲からは消えているはずです。
毎週記録用紙を取り替えては分析する。かつての気象班には頭が下がります。
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