花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

未成熟の技術

2024年05月28日 | 研究
ミスト栽培に取り組んでいる今年のFLORA HUNTERS。
本拠地にはたくさんの水耕栽培装置が転がっています。
どれもまだ整備すると使えるものばかりです。
これは2021年、初代FLORA HUNTERSが使ったもので6角形。
実は真ん中の突起部がポンプで養液を吸い上げ、
中で四方八方にシャワーのように植物の根に吹きかけているのです。
つまりこの栽培も根が剥き出し。噴霧水耕、エアロポニックなのです。
先日も外国製の装置を紹介しましたが、
よく探すとこのように温室にはたくさんありました。
どうやらFLORAはTEAM FLORA PHOTONICS時代から
噴霧水耕に縁があったようです。
しかし今年FLORAが取り組んでいる栽培と決定的違うのは
どれもみんなスプリンクラー方式。よくノズルが詰まっていました。
そういえば市販されている水耕装置はたくさんありますが
ミスト方式というのはありません。
つまり細かいミストで噴霧するというのは本当に新しい発想のようです。
ということはまだきちんとしたノウハウが確立されていない未成熟の技術。
彼らはFLORA流の技術確立を目指しています。
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新フォーメーション

2024年05月28日 | 研究
これが2年生のFLORA HUNTERSのオールメンバー。
なんとたった3人しかいません。
園芸科学科時代のTEAM FLORA PHOTONICSで
4人しかいない時がありましたが、それより少ない過去最少です。
活動は受賞を目指して行なっているわけではありませんが
この4人しかいない年が受賞数も15年間の活動の中でも最少でした。
なぜなら研究数が少ないのでFLORAお得意の波状攻撃ができないからです。
さてこの日はミニハクサイの収穫と分析が行われました。
左端で重量や長さ、葉の色などを計測。
計測が終わったハクサイは右端に移動し、潰され
糖度や硝酸態窒素量の分析が行われます。
サンプルは14もあるうえ、短縮授業のためスピードが必要。
そこで左右の机で測定されたデータは、即座に中央の男子に報告され
ホワイトボードに記入するという新しいフォーメーションを組みました。
3年生でも収穫などのビッグイベントではこのように連携して行いますが
それでも7人もいるので、他のメンバーは別の実験も行えます。
しかしたった3人しかいない2年生はそういきません。
極端にいうと自分の研究ができるのは課題研究の3回に1回。
どうするFLORA!
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