花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

テーブルツツジ

2024年05月10日 | 学校
今日は名久井農業高校春の名物イベントである野菜苗販売の2日目。
前日に引き続きたくさんのお客様が来校されると思われます。
FLORAは実験のため3月に野菜の播種をしましたが
難しい管理を農場の野菜部門にお願いしました。
早春なので温室で育てますが、暑い日は伸びすぎないよう換気。
もちろん休みの日など関係ありません。
このようにこまめに管理してもらった結果、立派な苗を提供してもらいました。
本当に感謝です。そんな名農野菜部門の自慢の逸品。
野菜苗をぜひ育ててみてください。
皆さんが来校される際、正門から校舎に向かって
自動車で坂を上がってきますが、正面に見えるのがこのツツジ。
今ちょうど花が咲き始めました。特徴的なのが上を平にカットした独特の形。
まるでテーブルサンゴのようです。しかしこの形によって
ツツジ同士が重なることなくすべて見えるので、
たくさんの花を鑑賞することができます。
カットしたばかりの時は、一体どうなるんだと不安でしたが
今はその意図がよくわかります。庭木の剪定は数年後の姿を
想像しながら行うもの。お見事です。
野菜苗販売は最終日は14時までと早く終わります。
ぜひテーブルツツジを見ながら、気をつけてご来校ください。
コメント

生命維持装置

2024年05月10日 | 研究
温暖化が進んでいる地球。
北国とはいえ温室内はとても暑くなるので
初夏から初秋までは栽培施設としては不適になってきました。
そこで暑い日の対策として水の中でレタスを育てているFLORA HUNTERS。
しかし思うようにうまくいきません。
理由は2つ。ひとつは低い気温。時折暑くなりますが、長続きしないのです。
今週だって最高気温は20℃以下。これはレタスの生育適温なので、
逆に水を使うと冷やしすぎ。何もしない方がよく育っています。
もうひとつは酸素不足。根が密閉されたペットボトル内にあるので
養液内の酸素が足りず、根が生育不良になっている可能性があるのです。
同じチーム内でかたや酸素いっぱいのミスト栽培を行いながら
こちらは酸素不足とはなんとも面白い現象です。
これは対策の試作。金魚のエアレーションのチューブを
差し込んで養液に空気を送っているのです。まるで生命維持装置。
もう少し様子を見ると、この方法が使えるかどうかわかるはずです。
3年生はこの結果を受けて、5月下旬に暑くなったらすべての苗を入れ替えて
本試験をスタートさせる予定。
アイデアに破綻はないはず。あとは暑い夏が来るだけです。
コメント