花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

ユリ根

2016年09月27日 | 環境システム科
ご覧下さい!
これはユリの球根です。
環境システム科の施設園芸班が
昨年から取り組んでいる研究です。
ユリの根はたいへん栄養価があり
中国では昔から漢方薬にされていました。
また日本では高級料理の食材として利用されています。
インターネットでユリ根の価格を調べてみると
出荷量日本一と称している北海道の真狩村産で
9個(1Kg)入って2400円とものすごい高値でした。
それには理由があります。
なぜならゆり根を食べる大きさに育てるまで
早くても4年かかるのです。
育てては植え替えてを繰り返して4年。
たいへんな時間と手間がかかっているのです。
先日の台風では真狩村も水害を受けました。
もし球根が腐敗してしまっていたら
ますますユリ根の価格は高騰するのではないでしょうか。
そこで施設園芸班では水耕栽培技術を用いて
生育を促進できないかと研究に取り組んでいるのです。
これは収穫された球根。
小さな赤ちゃん球根がたくさんついています。
1年でも栽培期間が短縮されたらとても喜ばれるはずなので
これからもじっくり頑張ってほしいものです。
コメント

スプラウト?

2016年09月27日 | 環境システム科
全国でも名農の環境システム科だけにある学校設定科目「起業チャレンジ」。
5月1日から始まった経営競争ですが、予定では11月終了。
残りあと3ヶ月を切りました。
これからどんどん秋も深まってくるので
彼ら自慢の水耕装置を使っても収穫できるのはあと数回!
いかに有利に生産販売するかが最後の勝敗を左右しそうです。
したがって漬け物に加工して売上げを伸ばそうという計画している会社や
10月下旬に開催される名農祭で大々的に販売しようと考える会社も出てきました。
この会社はまた面白いことを考えています。
なんと余った種子を使って「スプラウト」を作ろうとしているのです。
スプラウトとはお洒落な名前ですが、日本語では「もやし」。
でも最近、スプラウトが健康維持成分を
豊富に含んでいるため注目されています。
チームは昨年、フローラJr.のためにスプラウト研究を行いました。
そこでその時使ったもやし作りキットを環境システム科に寄贈していたのです。
余った種まで有効に商品化する。
どうやら商人精神が身についてきたようです。
コメント