花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

夏の記憶

2016年09月06日 | 研究
データロガーをコンピュータに接続して
記録されたトマトの養液の温度変化を読み取ってみました。
これはそのデータをグラフ化したもの。
上がったり下がったりを繰り返しているのがわかります。
高いのところはその日の最高水温、つまり昼です!
逆に低いところが最低水温、つまり夜です。
6月から始まった研究ですが7月、8月になるにつれて
水温がどんどん上昇してきているのがわかります。
まさに夏の記憶です。
一定に思えますが、このように水耕栽培では
養液が気温の影響を受け季節によって変化しているのです。
トマトといえどもあまり気温が高くなると生育不良になるため
温室を冷やしたいのですが、遮光したら品質が悪くなってしまいます。
そこで1年生はある時間帯だけ養液を冷やす実験をしたのです。
このグラフは何の工夫もしていない普通の水温ですが
冷やした区はある時間帯で3℃以上も低くなっています。
さらに先日行ったトマトの成分調査では
この水温に比例する規則性を発見。
手応えを感じているフローラJr.でした。
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データロガー回収成功!

2016年09月06日 | 研究
さてこの袋に入っているのは何だと思いますか?
乾電池はおもりで、この袋ごと水に沈めて使いました。
大事な装置はボタン電池のように見えるもの。
実はこれ、温度計なのです。
データロガーといって事前にこちらでコンピューターから
何分または何時間おきに測定するかなどを指示しておくと
勝手に測っては記録しているのです。
今年、1年生のフローラJr.がトマトの水耕栽培の研究を行いましたが
その際に、水槽の中に入れて測定したものです。
さて研究も終わり、最後にこのデータロガーを回収し
コンピューターで記録された温度を読み取ることにしました。
まさに2016年の夏の記憶。
どんなデータなのかさっそく見てみましょう。
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