一難去ってまた一難

先週の第１農場です。
台風も去り、久しぶりに青空が広がり
南部町のシンボルでもある名久井岳も姿をあらわしました。
雨も昨日で止み、さっそく実習再会となりましたが
なぜが名農生はみんな一輪車とスコップを持っています！
よく見ると台風で落ちたと思われる果実を
スコップで拾っては一輪車で廃棄場に捨てているのです。
落ちたリンゴはこのままでは腐敗してしまいます。
さらに甘い果汁を求めてハチもやってくるはず。
これでは安心して実習ができません。
そこでみんなで廃棄作業をしているのです。
しかし3クラスぐらいは来ていると思うのですが
このように生徒の姿はまばらにしか見えません。
それだけ農場は広いのです。
いつもは温室で学習している環境システム科ですが
この日は第１農場の復旧作業支援。
頑張ってもらいたいものです。
現在、台風12号がまた北上しています。
熱帯低気圧に変わるとはいうものの雨は避けられません。
いったい何回難を切り抜けることになるのでしょう。
まだまだ気の抜けない日々が続きます。
さて明日は京都大学のみなさんが
協同研究事業のためにまた来校されます。
青森に向かう途中、台風にあわないか心配です。

悲しい色やね

先週の台風10号が南部町を襲った次の日、
果樹園である第１農場に行ってみました。
するとご覧のとおり、リンゴが落ちています。
中には摘果したものもあると思いますが
きれいな赤い色をしたものは
おそらく強風による被害ではないでしょうか？
緑の木々で赤く輝くリンゴはとても可愛らしいのですが
このように地面に落ちている赤いリンゴは
今までの名農生や先生方の苦労を考えると
とても悲しい色に見えてしまいます。
チームフローラフォトニクスが女子中心の園芸科学科から
男子中心の環境システム科に完全移籍して今年で2年目。
科が変わったので第１農場に来る機会もめっきり減りました。
今年最初の訪問がこの悲しい風景とはなんとも辛いものです。
それでもなんとか被害を最小限に食い止めた果樹園。
これからリンゴの収穫がまた始まります。