全トヨタ労働組合(ATU)

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AKK 吉田裁判(労災認定)判決結果

2014年03月18日 21時21分19秒 | Weblog
 判決報告会場にて
 出ました労災認定
 3月18日(火)午前10時20分開廷の名古屋地裁にて、アイシン機工吉田さんの「不支給決定取り消し裁判」(労災認定)が行なわれ、日比野裁判長は「不支給決定取り消し」を命じました。
 2011年8月に提訴して以来、2年7カ月の裁判をたたかい勝利を得ました。ご支援の皆さん本当に有難うございました。
 しかしまだ喜ぶわけにはいきません。国側が控訴することも考えなければなりません。控訴期限は3月31日(月)です。本日は厚生労働省「愛知労働局」に控訴せずに判決に従うよう要請行動をしました。支援者の皆さんにも「控訴するな」のFAXを送るように行動提起をしましたので、宜しくお願いいたします。

午前10時30分から桜花会館に移動して、判決の報告会を行ない5人の弁護団を代表して、勝利の要因について、かいつまんで報告がされました。報告後、司法記者クラブにて記者会見を行いました。

判決主旨(中谷弁護士の報告骨子)
 怪我が発症した時期は仕事についてすぐではないので、国側の主張する卓球が原因とは考えられない。それよりも長い期間、厚手のゴム手袋をはめてスタットボルトを1~2回転させる作業に相当の負荷がかかると認定した。
原告が5年間にわたり従事したスタッドボルトの仮締め作業が他の要因に比べて相対的に有力な原因になったと肯定できるから、業務に起因しているため労働災害と裁判所は認定した。

労働組合の存在は
 当組合が2006年に結成されてから扱った労働事件はこれで4件目ですが、労災認定裁判は初めてです。この勝利で弱者である労働者の立場を守る役割を果たしたことは、大きな意味を持つものです。 
コメント (19)
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