全トヨタ労働組合(ATU)

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AKKの補助参加問題におもう

2014年10月15日 13時40分05秒 | Weblog
労災損害賠償訴訟をたたかっている梅村さんから寄稿いただきました。

「ともにあゆむ裁判(南医療生協労災損害賠償訴訟)」原告の梅村紅美子です。
 アイシン機工の吉田さんには、提訴当時から熱い支援をいただいてきました。
吉田さんの3月18日の名古屋地裁での判決も傍聴し、実質的勝利判決だと喜びました。
 しかし、控訴期限直前になってアイシンが前代未聞の「補助参加」をすると聞き、怒りに震えました。国との間で労災を争ってきたのに、結審のあとにここまで悪あがきをするとは、大企業としても恥じるべき行為だと思います。
私は、南医療生協で事務として21年間、「弱いものの立場」に立つ職場に誇りを持って働いてきました。2000年に病院増改築工事の事実上の現場責任者という重責を任され、うつ病を発症しました。しかし、南医療生協は入院中のベッドから出勤させるなど、安全配慮義務違反を重ね、2008年、休職期限満了を理由に「自然退職」とされました。
「うつ病発症は労災である」と申請し、2010年裁判提訴直後に愛知労働局は、逆転認定しましたが、その後も南医療生協は裁判でも「労災」の事実を否定し続けてきました。
 証人尋問で勝ち目がないと判断したのか、被告から和解協議の希望が出て、現在協議中です。
吉田さんの裁判もそうですが、会社が労働者の安全に配慮し、労災を起こしたら、重く受け止め、謝罪し、原因究明・再発防止に努めるのはあたり前のことです。
 吉田さんの裁判が一刻も早く解決し、労働者が元気に働き続けられる職場になってほしいと思います。梅村紅美子
コメント (10)
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