カメラ散歩 王府井
明時代に王府(皇族の屋敷)の井戸があったところから王府井と呼ばれ、現存する井戸はマンホールの蓋で覆われていました。
王府井は北京の銀座と言われ目抜き通りにはデパートや大型ショッピングセンターがある傍ら、昔ながらの胡同が
残る辻もあり、たいそう賑わっていました。
近代的なビルが林立する大通りをちょっと横丁に入ると全く雰囲気が一変し狭い辻には人が溢れていました。
そこは王府井小吃街といい清朝時代さながらに小さな店が犇めき合いむせ返るような匂いが充満していました。
ある店先には何匹ものサソリが串に刺され足を蠢かせ、龍のおとしごやひとでも串刺されており、また唐揚げされた
蝉の串刺が整然と並べてあったのにはびっくり!これらの唐揚げは一本25元で売られていました。
特に猛毒の爪を持つサソリを見たのははじめてで、まして食べられるとは思いもしませんでした。ショック!
同行の知人の親しい中国人が買ってくれた シシカバブーの串と 蝉(種類は不明)一匹を恐る恐る食べました。
産まれて初めての経験で味を吟味するゆとりはありませんでした。