折帳
篆刻をなさっている方が展覧会に出品されることになり、その作品を折帳に貼る表装をお手伝いしました。
篆刻をされた作品を一枚一枚裏打ちをして約20枚ほどの作品を鳥の子紙で作られた折帳に貼りました。
全部の作品を中心に貼ると折帳を閉じたとき中央が盛り上がってしまうので、少しづつ貼る位置を上下左右に
ずらして貼りました。
台紙に貼るときもコツがあります。皺にならないように気をつけて貼り、全作品を貼り終わったら
折帳を全開して十分に自然乾燥をします。
額装
フラッシュ(板)に鳥の子紙で貼り、その上に裂地を貼りました。
大ぶりの篆刻作品を活かすため、それぞれの作品のまわりに金入りの筋テープを使いました。
表装を始められて日が浅い方ですが、ご自分の作品が見事に甦り喜ばれました。
展覧会ではカメラを向ける人もあり大変好評でお手伝いした甲斐がありました。