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<今日のテーマ>: NASAのキューブサット、商用ライドシェアで打上げられる
NASAのパスファインダー・テクノロジー・デモンストレータ(PTD)シリーズのキューブサットのペアが、米国太平洋時間8月16日(金)午前11時56分に、カリフォルニア州のバンデンバーグ宇宙軍基地から、スペースXの、トランスポータ11ライドシェア・ミッションで打上げられた。 PTD-4 と PTD-R の二つの小型衛星は、宇宙探査と技術の未来を形作るために、新技術を検証し小型宇宙船の能力を向上させるNASAの取組みを前進させるのに役立つ。
PTD-4 は、アンテナを内蔵した高出力で少量の展開型ソーラーアレイを実証し、PTD-R は、並んで取り付けられた二つの 85mm 口径の画一型望遠鏡を介して、宇宙からの紫外線と短波の赤外線光学センシングを、初めて、同時にテストすることに焦点を当てている。これらの二つのキューブサットは、すべての PTD 衛星に共通な、トライアンフ(Triumph)と呼ばれる六つのユニット(6U)の宇宙船を使っている。
ここでは、NASAの専念と乗合わせ(ライドシェア)の、挑戦クラスの契約の一環として、NASAの二つのキューブサットの打上げを確保した。
これは、打上げコストを抑えるために、より多くの商業慣行を採用する取組みの一環であり、これらの小さいながらも非常に高性能な小型衛星が、宇宙への乗り物を見つけるための新たな機会を提供する。
これらの柔軟性の高い契約は、打上げコストの低減を通して宇宙へのアクセスを拡げるとともに、NASAの科学研究・技術開発に貢献するための理想的なプラットフォームとして機能する。
--- 以下略。
<付記>: これまでは、衛星を打上げたい組織などが、自ら、或いは、他の企業等へ依頼して、もっぱら自らのために、ロケットを打上げてきました。しかし、今回の打上では、NASAその他(含むヨーロッパ宇宙機関)が、それぞれ別々にスペースX社の打上げるロケットに相乗り(ライドシェア)する形をとっています。
このことは、今後の衛星の打上が、従来のような衛星開発組織の主導ではなく、打上ビジネスを担う専門組織の主導に移ることを示唆しています。
現状では、世界の打上ビジネスはスペースX社が圧倒的に優位にあり、当面は追従できる企業等はないかも知れません。しかし、今回のことは、本格的な打上ビジネスへの走りと言えるのではないでしょうか。
<ひとこと>: 大判はイメージをクリック(タップ)。
<出典>: NASA Communications