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9月29日: NASAのインサイト、太陽電池板のダスト除去によって、三つの大きな火星の地震を発見

2021年09月29日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

この最近発表された記事は二つの大きな事実を伝えています。以下、要点のみ示します。
1) インサイト固定着陸船は、火星の内部について深く知るために地震の波を調査している。9月18日、これまでに検出した、最大の、最も長く続いた火星の地震を測定した。この地震はマグニチュード 4.2 と推定される。これは、インサイトがこの1ヵ月間に検出した3回目の大きな地震である。8月25日にも、マグニチュード 4.2 と 4.1 の2回の地震を検出した。これは、ミッションの以前の記録、2019年のマグニチュート 3.7 の地震のエネルギーの5倍である。
2) インサイトは、夏を通して一つの太陽電池板からのダストを除去した。左側の円盤状の太陽電池パネルが明るくなっていることに注目。火星では通常はあまり強い風はなく、僅かなダストが少しづつ降り積もる。これらは太陽電池板を覆い発電能力を低下させる。この現象は、これまでの多くの探査車の活動をも妨げてきた。今年初め、火星の楕円軌道は太陽から遠くにあり、火星の低温は強まり計器は保温を必要とし、一方太陽光に依存する電力は、太陽光の弱まりと共に、太陽電池パネルに積もったダストによる影響を強く受ける。今回の一部のダストの除去は、地震の検出能力に影響したのかもしれない。

<出典>: 「オリジナル編集:基礎とした記事は こちら

<大判>: 大判はイメージをクリック。

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<火星探査>: ホームページの「火星の話題(Mars Topics)」は上記掲載により休み。

 

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