これは一つのあるいは三つの銀河だろうか? この大きな銀河集団 Abell 3827 のハッブルイメージの右側には、 湾曲し三つの中心を持つ変わった銀河があるように見える。しかしながら、詳細な分析では、同じ背景の銀河の三つのイメージがあり、また少なくとも更に四つのイメージがあることが発見できる。我々が見る一つの背景の青い銀河からの光は、集団の複合的な重力を通して複数の経路をとる。 Abell 3827 とそれらの構成要素の銀河達のような集団がどのように遠い光を逸らすかを調査することは、質量と暗黒物質がどのように分布しているかの情報を与える。 Abell 3827 は、我々が見る光が約13億年以前、赤方偏移 0.1 の、恐竜が地球を歩き回る前の距離にある。したがって、この集団の中央近くの銀河の全ては、今、確実に集団の中心近くで一つの巨大な銀河に合体している。
<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」
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<ひとこと>: イメージは原画を右に90度回転しています。
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<火星探査>: ホームページの「火星の話題(Mars Topics)」から。