およそ 5000 万光年離れて NGC 1559 と呼ばれるやや見過ごされた小さな銀河が横たわっている。ハッブルの広視野カメラ3によってここに描かれたこの棒渦巻は、ほとんど観測されなかった南の星座レチクル座に横たわっている。 NGC 1559 は星の構成で詰まった大規模な渦巻の腕を持ち、秒速約 1300 キロメートルで我々から遠ざかっている。この銀河は太陽のおよそ100億の、しかしミルキーウェイより100分の一の質量を含んでいる。 NGC 1559 は空の我々の最も近い隣人の一つ大マゼラン雲の近くにあるように見えるが、これは見方のトリックであり、実際には NGC 1559 は物理的には大マゼラン雲に近くなく、実際には真に一匹狼であり、いかなる近くの銀河の仲間にも、またはいかなる銀河集団の仲間にも欠けている。その方向に望遠鏡を向けるとき、その宇宙の仲間の欠如にも関わらず、この孤立した銀河はなかなかの見ものである。 NGC 1559 は、我々が1984, 1986, 2005, 2009年に観測した、SN 1984J、 1986L、 2005df (Type Ia]、 2009ib(タイプII-P) の四つの超新星と呼ばれる様々な壮観な爆発する星達を有してきた。 NGC 1559 は宇宙では孤独かもしれないが、我々は遠くから観察し賞賛している。
<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」
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